難しい問題を解決するキモは2つの○○!
【五感思考day2450】
こんにちは!
人が自立的に動きグングン成果がでる仕組みをつくる
組織づくりコンサルタントの大図美由紀です^ ^
本日も、ブログをお読みいただき、
ありがとうございます。
「難しい」問題を解決するステップを3日にわたり、お届けしてきました。
1日目のブログは、こちら。
2日目のブログはこちら。
3日目のブログはこちら。
3つのステップを纏めますと、
1.「難しい」ではなく「解決できる」と捉える。
2.「現状」「理想」「行動」の3ステップで考える。
3.「現状」と「理想」の解像度を上げる。
です。
詳細は、各ブログをご覧ください。
本日は、「現状と理想の解像度を上げる」を、さらに掘り下げていきます。
社員さんにこちら側の意図どおりに動いてもらえないという時は、これからお伝えするポイントを踏まえての掘り下げが重要です。
現状把握をする時に、多くの方がやってしまいがちなことは、自分目線での現状を出します。
自分目線の現状だけで、社員さんがこちら側の意図どおりに動いてくれるなら、それでもOKです。
しかし、社員さんがこちら側の意図どおりに動いていないとしたら、自分目線に加えて、社員目線の現状も出したいのです。
こちら側の言ったことが、相手に伝わらないということが、なぜ起こっているかと言うと、それぞれの立場で物事(問題)を見ているからです。
こういうイメージですね。
同じ数字を見ても、どこから見るかで、何と捉えるかが違う。
起こっている問題は1つでも、あなたと社員さんでは捉え方が違います。
あなたから見た問題の現状だけでなく、社員さんから見た問題の現状を、把握する必要があります。
社員さんから見た問題の現状とは、「社員さんは問題をどう捉えているか?」および「あなたからの関わりをどう捉えたか?」の両方です。
例えば、あなたの最初のお困りごとが
だとします。
現状の解像度を上げて、事実を明確にします。
・あなたは若手社員Aさんに「商品Bを納期●日までに納品してほしい」と伝えた。
・社員Aさんは、納期に間に合ったが、商品Bをつくるのに30時間かかかった。
・30時間も工数がかかっては、損益トントン。
ですので、あなた目線の思考では、「社員Aさんはもう入社2年目で新人ではないので、25時間以内につくってほしい。」と考えた。
社員さん目線の思考では、
「工数に関する指示はなかったので、納期に間に合えばいいと考えていた。
他に急ぎの案件もなかったので、納期まで商品の品質を丁寧にチェックしていた。」
その背景として、これまでは、仕事を早く仕上げるよりも、技術向上や品質向上を優先するよう指示を受けることが多かったから。
だとしたら、指示の出し方に工夫ができそうですね。
さらには、直接の指示内容だけでなく、目標設定や共有の方法、進捗管理の仕方、育成計画の策定や実践などの見直しができるでしょう。
また、別の社員さん目線では、
「商品Bの指示書と他の商品の指示書を間違えて、途中までつくってしまい、やり直しが生じた。」
だとしたら、指示書の取違いをなくすために、何か工夫ができそうですね。
こちらは、社内フォーマットの見直し、業務フローの改善などができるでしょう。
というように、自分目線だけでなく社員目線でも、現状把握をする。
そして、理想を描く時も、自分目線だけでなく社員目線でも描く。
すると、問題解決をするための行動が見つかります。
あなたの問題は、あなたと社員さん目線の両方で考えると、解決されるということですね!
ブログではざっくり書いていますが、五感思考マネジメントでは、お互いの思考・行動・感情をより具体的に見える化して、素早く客観的に把握できるようにしています。
ここまでをおさらいすると、「問題が難しい」と思ったら、
1.「難しい」ではなく「解決できる」と捉える。
2.「現状」「理想」「行動」の3ステップで考える。
3.「現状」と「理想」の解像度を上げる。
4.「現状」と「理想 」をあなた目線と社員さん目線で見える化する。
ですね。
クライアントさんから、
とよく言われます。
ぜひ、実践してみてください。
ブログだけではやはり書ききれないことも多いですので、ご興味を持たれた方は、セミナーへのご参加や、個別のお問い合わせ、お待ちしております。
もう一段飛躍したい、社員さんをもっと生かしたい、そんな経営者を応援しています!