社員の意識と作業効率が上がる指示の出し方とは?
【day1561】
こんにちは!
ワクワク働きたい組織づくりパートナー、
ビジネスコーチの大図美由紀です^ ^
本日も、ブログをお読みいただき、
ありがとうございます。
さて、さて、本日は、社員さんの意識を上げるには?というお話です。
以前、クライアントさま先で、部長さんのご相談にのっていました。
つまり、リーダーが次の作業の準備をしている間、リーダー以外のメンバーが、ただ、ぼーっと待っているんです。
なので、作業が完了する少し前にリーダーは次の作業の準備を始めて、前の作業が終わったと同時に、全員が次の作業に取り掛かってほしいんです。
ぼーっと待つ時間がなくて済みますよね。こういう「手が空く人が出ないようにどうしたらいいのか?」を自分たちで、考えてほしいんですよね。
今まで、「言われたとおりやればいい。余計なことを言ったりやったりすると怒られる。」という思考で、お仕事をしていた社員さんたちに、イキナリ、目標も行動も、自分たちで考えてもらおうとすると、時間がかかります。
ですので、
1.目標は与えて、行動を考えてもらう。
2.目標も行動も、自分たちで考えてもらう。
と2ステップにした方が、良さそうです。
そこで、「10秒の壁」の話をしました。
「10秒の壁」、ご存知でしょうか?
陸上男子100メートル走で、9秒台の記録を出すのは、長らく困難だと思われてきました。
それが、10秒の壁です。
1960年、西ドイツのアルミン・ハリー選手によって、10秒0が記録されました。
1968年(8年後)と1977年(17年後)に9秒台の選手が現れますが、いずれも高地記録(高地は好記録が出やすい)。
初の10秒0が記録されてから、23年間、10秒の壁は破られなかったのです。
ところが、1983年5月、カール・ルイス選手が初の9秒台(9秒97)を記録すると、その2ヶ月後、カルヴィン・スミス選手も9秒台を記録。
その後は、多くの選手が、続けて10秒の壁を破るようになりました。
23年も破ることができなかった壁を、一気に何人もの人が超えていったのです。
トレーニング技術の向上やシューズの進歩もあるでしょうが、一番の要因は、「9秒台が出せるんだ!やれるんだ!」という感覚になったからでしょう。
「アイツがやれたなら、オレもやれる!」という感覚。
「無理かも」「あり得ない」や想像すらしていない世界から、「できるかも」「やれるんだ」へのシフト。
実現可能の基準値が上がったからです。
ですので、上司が高い基準を教えて上げるのも、大事ですね。
ちなみに、今月、クライアントさま先にご訪問時、その後を伺ったら、
とのことでした。
こんな風に、社員さんに行動を変えてほしい時、こちらの関わり方次第で、社員さんの反応は変わります。
こちら側が社員さんに求める行動が高すぎてもダメ。
相手が行動を起こせる適切な高さが、大事。
また、伝え方が、自分目線でもダメ。
相手目線で、やりたくなる&やれる感が上がるようにするが、大事。
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