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社員の意識と作業効率が上がる指示の出し方とは?

2022.05.09 by 大図美由紀

【day1561】

こんにちは!

ワクワク働きたい組織づくりパートナー、
ビジネスコーチの大図美由紀です^ ^

本日も、ブログをお読みいただき、
ありがとうございます。

さて、さて、本日は、社員さんの意識を上げるには?というお話です。

以前、クライアントさま先で、部長さんのご相談にのっていました。

部長
スタッフの意識をもっと上げたいんです
大図
意識を上げたいっていうのは?
部長
チームで作業をしているんですけど、1つの作業が完了してから、次の作業の準備に取り掛かっているんです。

つまり、リーダーが次の作業の準備をしている間、リーダー以外のメンバーが、ただ、ぼーっと待っているんです。

なので、作業が完了する少し前にリーダーは次の作業の準備を始めて、前の作業が終わったと同時に、全員が次の作業に取り掛かってほしいんです。

ぼーっと待つ時間がなくて済みますよね。こういう「手が空く人が出ないようにどうしたらいいのか?」を自分たちで、考えてほしいんですよね。

大図
なるほどー!!いいですね!ただ、今のスタッフさんたちの状況だと、イキナリ、それを考えさせるのは、ハードルが高そうですね。
大図
今回は、やってほしいことを具体的にお伝えするのも、良さそうですね。高い基準を示して、彼らの当たり前の基準を上げるんです。

今まで、「言われたとおりやればいい。余計なことを言ったりやったりすると怒られる。」という思考で、お仕事をしていた社員さんたちに、イキナリ、目標も行動も、自分たちで考えてもらおうとすると、時間がかかります。

ですので、

1.目標は与えて、行動を考えてもらう。

2.目標も行動も、自分たちで考えてもらう。

と2ステップにした方が、良さそうです。

そこで、「10秒の壁」の話をしました。

「10秒の壁」、ご存知でしょうか?

陸上男子100メートル走で、9秒台の記録を出すのは、長らく困難だと思われてきました。
それが、10秒の壁です。

1960年、西ドイツのアルミン・ハリー選手によって、10秒0が記録されました。

1968年(8年後)と1977年(17年後)に9秒台の選手が現れますが、いずれも高地記録(高地は好記録が出やすい)。

初の10秒0が記録されてから、23年間、10秒の壁は破られなかったのです。

ところが、1983年5月、カール・ルイス選手が初の9秒台(9秒97)を記録すると、その2ヶ月後、カルヴィン・スミス選手も9秒台を記録。

その後は、多くの選手が、続けて10秒の壁を破るようになりました。

23年も破ることができなかった壁を、一気に何人もの人が超えていったのです。

トレーニング技術の向上やシューズの進歩もあるでしょうが、一番の要因は、「9秒台が出せるんだ!やれるんだ!」という感覚になったからでしょう。

「アイツがやれたなら、オレもやれる!」という感覚。

「無理かも」「あり得ない」や想像すらしていない世界から、「できるかも」「やれるんだ」へのシフト。

実現可能の基準値が上がったからです。

ですので、上司が高い基準を教えて上げるのも、大事ですね。

ちなみに、今月、クライアントさま先にご訪問時、その後を伺ったら、

部長
次の作業のことを考えて動いてくれるようになって、スムーズに進んでます。

とのことでした。

こんな風に、社員さんに行動を変えてほしい時、こちらの関わり方次第で、社員さんの反応は変わります。

こちら側が社員さんに求める行動が高すぎてもダメ。

相手が行動を起こせる適切な高さが、大事。

また、伝え方が、自分目線でもダメ。

相手目線で、やりたくなる&やれる感が上がるようにするが、大事。

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本日の問いかけ社員さんの行動がどのようになればいいでしょうか?そのために何をしてみましょうか?
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