５Sを、社員の根性に頼らず、仕組みで継続！＠スズキ機工

【day416】

こんにちは！

ワクワク働いて、
生産性を向上させる組織の専門家、
ビジネスコーチの大図美由紀です^ ^

本日も、ブログをお読み頂き、
ありがとうございます。

昨日は、
「日本でいちばん大切にしたい会社」
大賞を受賞し、
日本全国、海外からも見学者が絶えない、
スズキ機工株式会社を、
訪問してまいりました。

スズキ機工は、食品機械の設計・制作と、
自社開発の潤滑剤「ベルハンマー」
の事業を行う会社です。

５月に、同友会で講演して頂くため、
鈴木豊社長との打ち合わせと、
会社見学をさせて頂きました。

今でこそ、飛ぶ鳥を落とす勢いの
スズキ機工ですが、
バブル崩壊後は、倒産寸前に追い込まれ、
商品開発の失敗、社員との軋轢など、
何度も、崖っぷちに追い込まれながら、
チャレンジを繰り返しての今だそうです。

マネジメントに関して、
最も、徹底して取り組んできたことは、
理念共有と環境整備。

バブル崩壊後、倒産寸前の時に、
創業社長である父親から、
社長を引き継いだ鈴木豊社長が、
まず、最初に取り組まれたことは、
５Ｓ。

５Ｓとは、
整理・整頓・清掃・清潔・しつけ
の５つのＳのことですね。

当時、工場は、いるものもいらないものも、
ごっちゃごちゃに、積みあがって、
溢れている状態。

ところが、
社員に「整理整頓しろ！」と言っても、
社員は、言葉の意味が分からず、
動かない。

そこで、言葉の定義づけから、
始めました。

整理は、不要なものを捨てる。
整頓は、探しの排除。

手帳になった経営計画書にも、
しっかりと記載されていました。

さらに、毎日３０分の５Ｓ活動。
始業後３０分は、業務禁止で、
やっていいのは、５Ｓ活動のみ。

すごい徹底ぶりです！

「就業時間の８時間の内、
３０分を５Ｓに使うのは、
多すぎませんか？」
と、聞かれるそうですが、

「それだけの価値がある！」と、
社長は、言い切られてました。

「整理・整頓しろよ！」
と言うだけでなく、
仕組みにすること、大事ですね。

下記は、工場の様子です。

工具がキレイに収められてます。

全ての工具に、
「７」の番号が刻印されていて、
誰かがどこかに持っていってしまっても、
７番の収納場所に、
すぐに戻せるようになっています。

こちらのドリルは、
サイズ別に並んでいます。

ちなみに、黄色に黒の文字は、
注意を喚起する色の組み合わせだそうです。
そう言えば、電車の踏切は、
この色の組み合わせですね。

ここも根性に頼らず、仕組みでフォロー。

こちらの引き出しには、
ネジが、サイズ別に入っています。

さらには、同じサイズの引き出しが、
２つあって、欠品を防げる仕組みになっています。

こちらも、「欠品するなよ！」
と言うだけでなく、
仕組みでフォロー。

いつでも、すぐに、お客様の機械の
修理対応できるからこそ、
修理価格を下げることなく、
お客様に選んで頂けるようにしている、
とのことでした。

社員さんにやってほしいことを、
言語化。定義も明確にすることで、
受け取り手の解釈が、ズレないようにする。

社員さんの根性に頼らず、
仕組み化することで、
ムリなく継続できるようにする。

本当に素晴らしく実践されてました！！

パクれるところは、
ぜひ、パクってくださいませ。

目指したい見本があったら、
ＴＴＰ（徹底的にパクる）です！

私も、クライアントさんへのサポートに、
活かしていきます！

鈴木社長、ありがとうございました＼(^o^)／

スズキ機工さまのHP
https://www.suzuki-kikoh.com/

理想に向かって、仲間と一緒に、
ワクワク進む、幸せな組織創り、
応援しています＼(^o^)／

疑問質問、ご相談がございましたら、
お気軽に、お問い合わせ下さい(*^_^*)
感想も、お待ちしております♪♪

このブログをメルマガでも
お届けしています。
ご希望の方は、
下記フォームよりご登録ください^ ^