部長を飛ばして部下に指示を出すと、部長は仕事をしなくなる
【day1077】
こんにちは!
ワクワク働きたい組織づくりパートナー、ビジネスコーチの大図美由紀です^ ^
本日も、ブログをお読み頂き、
ありがとうございます。
先日、クライアントさんから、こんな相談を受けました。
これ、あるあるですが、要注意です!
そして、NG行為です。
この行為を図示するとこうですね。
部下の相談にのる、指示を出すのも、部長の役割です。
社長が、部長の代わりに、部長を飛ばして、部下に指示を出してしまうことは、社長が部長の役割を奪っていることになります。
これを続けていくと、
・部長は、「自分は部下への指示出しを求められていない」「自分は、部下育成の能力がない」と思いますので、ますます部下に指示を出したり、部下を育てることを、やらなくなります。
・部下は、社長と部長の両方が直属の上司になり、どちらの指示に従ったらいいか分からず、混乱します。また、社長と部長を比べたら、通常は、上位である社長の言うことを聞きます。なので、部長の言うことを、ますます聞かなくなります。
・社長・部長・部下以外の周りからすると、「社長は、部長が部長の役割を全うしていないことを、容認している」と思ってしまいます。
部長に変わって、社長が部下に指示を出すことは、弊害だらけで、いいことは1つもありません。
目先のことだけ考えたら、社長から部下に直接、指示を出した方が早いし確実なのは、分かります。
また、部長が上手く部下に指示を出せないことに対して、イライラしたり、仕事が進まず、ヤキモキしたりするのも、とてもよく分かります。
しかし、それでは、部長が部長として、育たなくなってしまいます。
社長が部長の成長を止めていることになってしまいます。
ここは、「部長を育てるのが、自分の役割」と腹をくくりましょう。
ですので、部員から部長をスキップして社長に相談があった場合、部長に相談をするよう、戻しましょう。
部長が対応しきれなければ、部長から社長に相談するようにしてもらいましょう。
めんどくさいかもしれません。
しばらく仕事のスピードが遅くなってイライラするかもしれません。
しかし、これをやらないと、あなた自身が組織を機能させなくしてしまいます。
それは、避けたいですよね。
御社の現状は、いかがでしょうか?
もう一段飛躍したい、社員さんをもっと生かしたい、そんな経営者を応援しています!