なぜ、組織に問題は起こるのか？＠京都アニメーションの事件から
【day537】
こんにちは！
ワクワク働きたい組織づくりの専門家、
ビジネスコーチの大図美由紀です^ ^
本日も、ブログをお読み頂き、
ありがとうございます。
一昨日の京都アニメーションの事件。
お亡くなりになられた方々の
ご冥福をお祈りいたします。
負傷された方々の
１日も早い回復をお祈りいたします。
あまりの惨劇に、言葉を失います。
真相は分かりませんが、
犯人の逆恨みに近いような動機から
でしょうか。
友人と会った時に、
「つい最近、目黒駅前で、
傘でこめかみを指されて、
失明した事件があったり、
５月に、川崎で起きた無差別に
小学生たちが殺傷された事件。
何だか、最近、テロっぽい事件が
多いよね。気をつけなくちゃね。」
と言われました。
テロっぽい。
友人は、恐らく、
破壊的、暴力的な行為が、
突発的、無差別に行われる
といったニュアンスで
使ったのだと思います。
少なくとも、私はそう受け取りました。
改めて、「テロ」って、
どう意味だったかな？
とググってみました。
「政治的な目的を達成するために
暴力および暴力による脅迫を
用いることを言う。」
とありました。
友人との話の中で挙がった
いくつかの事件の犯人たちに、
明確な政治的な目的は
なさそうですが、
そして、私の勝手な推測ですが、
彼らの動機を突き詰めていったら、
何か特定の犯行動機というよりも、
今の社会に対する苛立ち、
生きづらさからきているように思います。
犯罪者は、
その個人だけの問題ではなく、
今の社会が生み出したのかもしれません。
「システムズ・アプローチ」
という考え方があります。
人は、関係性の中で、生きています。
そして、お互いに影響を与えあっています。
何か問題が起こった時に、
問題を起こした本人だけを
原因と考えるのではなく、
その人が所属する組織（システム）全体の
問題として捉えてみるという考え方です。
問題は、その組織全体の
不具合やひずみを
教えてくれていると
捉えるのです。
詳細は、こちらの記事にも、記載。
犯罪者たちの行為は、やはり非道で、
やったことを許したりはできません。
しかし、１人１人の犯罪者を
処罰したから、
もう犯罪者が出ないかというと、
そんなことはありません。
２度とこのような犯罪が
起こらないようにするためには、
犯罪者を出さないような社会を作ること。
犯罪者を出さないような社会にするには、
みんなで、どうしたらいいかを考え、
１つ１つ行動していくこと。
一見、遠回りに感じるかもしれませんが、
それが、一番早いんじゃないかと思うのです。
そして、これは、会社にも言えるのでは
ないでしょうか？
問題が起こった時、
問題社員を処罰したり、
排除したりすることは、
一過性の対策です。
いろんな経営者のお話を伺いますが、
問題が起こった時、
問題社員だけのせいにして、
片付けてしまう会社には、
再度、同じようなことが繰り返されて、
「まただな」と思うことが多いです。
問題が起こらないような
状態にするには、
みんなで、どうしたらいいかを考え、
１つ１つ行動していくこと。
その過程で、みんなの意識も
変わっていきます。
一見、遠回りに感じるかもしれませんが、
それが、一番早いんじゃないかと思うのです。
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