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現金とピザとホメ言葉。社員のやる気を上げる時、押さえておきたい1つのポイント

2018.06.10 by 大図 美由紀

こんにちは!
ワクワク働いて、生産性を向上させる
組織を創る専門家、
ビジネスコーチの大図美由紀です^ ^

本日も、ブログをお読み頂き、
ありがとうございます。

梅雨なのと、
台風が近づいているのもあってか、
湿度が高く、ムシムシしますね。

体調崩さないよう、
気をつけてまいりましょう。

本日は、ある工場で行われた、
働くモチベーションに関する、
面白い実験を、ご紹介です。

さて、早速、クイズです!

「現金(約3,000円)」
「ピザ」
「上司からのホメ言葉」

これらのうち、
社員のその日一日の
仕事のモチベーションが、
最も上がるのは、どれでしょう?

アメリカの心理学と行動経済学の教授、
ダン・アリエリーさんによる、実験です。

週初めの月曜日、
工場で働く社員たちは、
「現金(約3,000円)」
「ピザ」
「ボスからの褒め言葉」
の3つのうち、
いずれか1つのボーナスに関するメールを
受け取りました。

この時、4分の1は、対象群として、
メールを受け取っていません。
つまり、ボーナスなしです。

彼らの仕事は、コンピューターチップを
作ることでしたので、
その個数で、成果を計りました。

実験初日が終わったとき、
社員さんから、
最もやる気を引き出していたのは、
ピザ。

対照群との比較で、
生産性が6.7%上昇。

次が、上司からのホメ言葉
(上司から「よくやったぞ!」という
メールが届く)で、
生産性を6.6%上昇。

会社にとって、かなり驚きだったことは、
現金は、4.9%上昇と、最下位。

ところが、その後数日で、
意外すぎる結果が生まれます。

現金を受け取ったグループは、
2日目以降、生産効率が、
一番落ちてしまったのです。

約3,000円は、
それほど大きな額ではないですが、
突然のボーナスであれば、
嬉しいはずです。

2日目、現金が提示されたグループは、
ピザ・ホメ言葉などと比べて、
13.2%も、生産性が落ちてしまいます。

それから数日、この結果が続き、
1週間全体としては、
会社が資金を投じたにもかかわらず、
生産性が6.5%低下するという結果に
終わってしまいます。

社員の目には、現金のボーナスは、
インセンティブを提示されないよりも
嫌なものに映ってしまったのです。

ピザも、時間が経つと、
その生産性は、徐々に低下し始め、
1週間が終わる頃には、
現金に比べれば、高いものの、
その効果が、ほとんど見られなくなって
しまったそうです。

1週間スパンでみると、ホメ言葉が、
最もやる気を引き出すという結果でした。

上司からの感謝の言葉が、

アドラー心理学の幸せの3条件
1.自分が好き(自己受容)
2.人は信頼できる(他者信頼)
3. 私は貢献できる(貢献感)

を、一番上げたのでしょうね。

本日の問いかけ:
社員さんに、どんな感謝の言葉を、
伝えましょうか?

あなたの理想に向かって、仲間と一緒に、
ワクワク進む、幸せな組織創りを、
応援しています!!

疑問質問、ご相談がございましたら、
お気軽に、お問い合わせ下さい(*^_^*)
感想も、お待ちしております♪♪

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