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その声がけ、社員の能力を下げていませんか?

2025.11.24 by 大図美由紀

【五感思考day2700】

こんにちは!

人が自立的に動き、グングン成果が出る仕組みをつくる
組織づくりコンサルタントの大図美由紀です^ ^

本日もブログをお読みいただき、ありがとうございます。

本日は、
“あなたの声がけが、無意識のうちに社員をできない人にしてしまう”
という、ちょっとドキッとするお話です。

■ ある研究が明らかにした「重大ミスをする人の共通点」

先日、アメリカの興味深い研究を知りました。

テーマは、
「大事な場面で、とんでもないミスをしてしまう人の傾向」。

研究チームは、受験などの重要なテストで「名前を書き忘れた人」に着目しました。
本来は0点ですが、協力者になってもらう前提で、その人たちにアンケートを実施したのです。

そして、非常に象徴的な反応がありました。

名前の書き忘れを伝えると、多くの人が開口一番こう言ったのです。

「あ、やっぱり」

なぜ「やっぱり」なのか?

調査すると、その背景に共通していたのが——

子どもの頃から親によく言われていた言葉。

「あなたは優秀なんだけど、ここぞという時にミスをするから注意してね」

親は良かれと思って言っていたのに、
それが逆に “ミスを引き起こす思考回路” を育ててしまっていたのです。

■ 人の脳には「2つの性質」がある

心理学・脳科学では、次の2つが有名です。

① 人は「着目されたところ」が増える

「ミスしないようにね」と言われ続けると
脳は「ミス」に強くフォーカスし、結果としてミスが増える。

② 脳は「否定語を理解しない」

「遅刻しないで」→ 脳に残るのは「遅刻」
「緊張しないで」→ 脳に残るのは「緊張」

だから
「ミスするな!」は、ミスを誘発する声がけ
なのです。

■ 私自身も、昔はやっていました

・部下に「間違えないように気をつけて」と言い続ける
・自分に「緊張しないで」と言い聞かせて余計に緊張する
・「グズグズするな」「言い訳するな」と叱る

……結果は、望ましい方向には向かない。

どうでしょう?心当たりはありませんか?

■ では、どうすればいいのか?

答えは、とてもシンプルです。

増やしたい行動を、肯定語で伝える。

研究の例なら、こんな声がけです。

「あなたは優秀だから、丁寧に見直しができるわね」

社員に伝えるなら、

・「落ち着いて確認しよう」
・「丁寧に進められるのがあなたの良さだよ」
・「あなたなら、きっと改善できる」

など、望ましい未来の行動に光を当てる言葉。

これが、社員さんの能力発揮を一気に促します。

■ もっと社員を生かしたい経営者を、私は全力で応援したい

人は、声がけ一つで変わります。

そして、
リーダーの声がけ習慣こそ、組織文化をつくる“最小にして最強の仕組み”
です。

御社では、どんな声がけが「当たり前」になっているでしょうか?

本日の問いかけ今社員の成長を促すために、今日からどんな“肯定語”を使ってみましょうか?
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