生産性アップにかかる組織の不思議
【五感思考day2593】
こんにちは!
人が自立的に動きグングン成果がでる仕組みをつくる
組織づくりコンサルタントの大図美由紀です^ ^
本日も、ブログをお読みいただき、
ありがとうございます。
今週の東京は暖かい日が続いています。
もうすぐ春ですね。
冬眠していた動物も動きだすでしょうか。
本日は、働きアリのお話から。
広島大学の西森拓博士のグループの研究です。
働きアリを2つのグループに分けます。
働きアリはえさを見つけると、仲間をフェロモンで誘導します。
1つめのグループは、誘導フェロモンを100%間違いなく追尾するアリばかりで構成されるグループ。
2つめは、時々間違えてしまう「うっかり者」が交じったグループ。
そして、それぞれのグループのえさを巣に持ち帰る効率を、コンピュータを使ってシミュレーションしました。
どちらのグループが効率が良かったか?
驚くことに、完全に追尾するグループよりも、うっかり者が交じっているグループの方が、より効率が良かったんです。
最初にえさを見つけたアリは、フェロモンを出して自分が見つけた道筋へ仲間を誘導します。
しかし、その経路が最短とは限りません。
一方、「うっかり者」が交じっていると、最初の経路をショートカットするルートを発見する場合があります。
結果として、えさを持ち帰る効率が上がるそうなんです。
「うっかり者」という、一見、非効率な存在が、組織全体の効率アップに貢献している。
面白いですね!
私のサポートでは、私がいいやり方をお伝えするのではなく、基本、クライアントさんにいいやり方を見つけてもらいます。
今まで見つからなかったのに、どうやって見つけるのか?
それは、クライアントさんの視点を切り替えるお手伝いをするんですね。
少し視点を変えて、自社を眺めると、もっといいやり方に気づけるんです。
働きアリの話だと、今まで歩いてこなかった部分にも、目を向けてみるということですね。
歩いてこなかった部分、見えていなかった部分、いくらでもありますよね!
今までのやり方にとらわれ過ぎず、違う視点から見る。
ぜひ、やってみてくださいね。
もう一段飛躍したい、社員さんをもっと生かしたい、そんな経営者を応援しています!