企業インフラは作って終わりではありません!
【五感思考day2566】
こんにちは!
人が自立的に動きグングン成果がでる仕組みをつくる
組織づくりコンサルタントの大図美由紀です^ ^
先月末、埼玉県八潮市で道路が陥没し、トラックが転落する事故が起こりました。
運転手は、まだ救助されていません。
私が所属する経営者団体・同友会の東彩支部は、八潮も対象エリアです。
仲間の会社でも、停電や、ネットが繋がらない、電話回線が使えない、水道の停止など、いつも当たり前に使えたものが使えないといったことが起こりました。
まだ下水道の使用自粛のお願いが出るなど、終わっていません。
現場の復旧には、2~3年かかる見込みとのことです。
そんなに時間がかかるんですね!
インフラは、あって当たり前で、トラブルが発生した時に、初めてその有難さを感じがちです。
本当は、普段からの環境整備が大切なのですが。
企業における組織風土や仕組みも、社会インフラ同様にとても大事なのですが、トラブルがない時は後回しにされがちです。
企業におけるインフラ、例えば、経営理念。
一番の土台です。
その重要性や影響力は、計り知れません。
ところが、経営理念をとりあえずつくって壁に貼っておくものくらいの認識でいらっしゃる方も多いでしょう。
資金調達に必要な経営計画書に書かなくちゃならないから、とりあえずつくったという方もいるかもしれません。
しかし、経営理念が単なる文字ではなく、組織の中で働く1人1人、そして、関係性の中で、循環するようになれば、とてつもないパワフルさを発揮します。
身体における血のようなもので、とどこおらずに循環し、みんなが使えるようになったら、社員さんたちがドンドン動けるようになります。
いい連携を取りながら、成果を出していくことができます。
経営理念は、額に入れて飾っておくものではありません。
経営理念は、経営者や社員が仕事をしていく上で、心の支えになるものです。
判断基準になるものなんです。
人間は強い部分もあるけど、弱い部分もあります。
うっかりお金にくらんでしまう、権力など長いものに巻かれてしまう。
自分が弱った時や追い詰められた時に、目先のことに流されてしまう気持ちが芽生えることはあるでしょう。
そんな時に判断を誤らないために、心の支えになってくれるものが経営理念です。
経営者と全く同じとまでは言えませんが、社員さんたちが目の前の仕事に対して同じように判断、行動できるようにもなります。
そのためには、ただキレイな言葉が並んでいる借り物みたいな理念ではなく、自分たちの心から紡ぎ出された理念が必要です。
そして、仕組みをつくり、運用し続けることが重要です。
つくって終わりではなく、浸透のプロセスこそが、経営理念がある意味であり、効果を発揮しますからね。
だから、五感思考マネジメントでは、想いをつなぐこと、浸透に力を入れ、大事にしています。
もう一段飛躍したい、社員さんをもっと生かしたい、そんな経営者を応援しています!