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年配社員が仕事の誇りと情熱を取り戻した件

2024.04.23 by 大図美由紀

【五感思考day2277】

こんにちは!

ワクワク働きたい組織づくりパートナー、
ビジネスコーチの大図美由紀です^ ^

本日も、ブログをお読みいただき、
ありがとうございます。

社長
年配層が新しいことにチャレンジしてくれない。やる気を出させるには、どうしたらいいんでしょうかね?

というご相談をよく受けます。

そうですね。

年を重ねるほど、新しいことにチャレンジしにくくなる傾向はあると思います。

人は、人生の中でここまで経験してきたことから、思考パターンや行動パターンを作っていきます。

そして、慣れたパターンを維持しようとするんです。

新しいことをやってみた方がいいと頭で理解しても、このままだとマズイと思っていても、本能で変化を嫌い、現状を維持しようとするんです。

これを、ホメオスタシスと言います。

現状を維持しようとするホメオスタシスは、私にもあなたにも、誰にでもあります。

しかし、五感思考マネジメントのベースの思想であるアドラー心理学のアドラーによると、「性格は死ぬ1~2日前まで変えられる」と言います。

さらに、私は、人が希望や情熱を持ち、自分の人生を充実させようとする気持ちは、亡くなる直前まで持てるのではと思っています。

ですので、60歳前後で、お仕事をできるほどお元気な方であれば、希望に目を輝かせる、情熱で心を熱くするというのは可能です!

実際、クライアントさま先で、新しいことにチャレンジをしないというご年配の社員とお話をしますと、お仕事への誇りと情熱を取り戻されます。

先日も、こんなことがありました。

最初は、

年配社員
会社の新しいことをドンドンやっていこうという方針についていけないんです。新しいことは、若い人にやってもらえばよくて。私みたいなのはこのままがいいんです。もう辞めた方がいいのかもと思うこともあります。

とおっしゃっていました。

そこで、彼の会社の変革に対する戸惑いや葛藤を受けとめながら、彼の本当の望みは何だろう?と聞いていきました。

すると、

年配社員
将来的には、生まれ育った田舎で自然に囲まれながら、妻とのんびり暮らしたい。

とのこと。

そのまま、しっかりと彼の将来の話、これからどんな人生を送りたいのかを、伺っていきました。

すると、とめどなく話され、彼の目がウルウルしてきました。

年配社員
自分が心の中に漠然と思っていたことを、誰にも話したことがなかったことを聞いてもらって、自分でもビックリしました。そうか、自分はこれがやりたかったのか、と。
大図
何年後かさらにその先か、それ、やりましょうよ!やれますよ!○○さんの人生ですから。そのためにも、今ここで、精一杯やれることをやりきりましょうよ。まだ○○さんの力が必要なんですよ。
年配社員
そうですね。

と将来の夢の実現と、そこに向けて今ここでやりきることを笑顔で約束しました。

その後、社長から、

社長
彼、今まで、若手社員に対してはダメ出しばっかりだったのに、若手に対して自分の知識や経験を教える勉強会を開くようになったんですよ。さらに、私がやろうとしている改革も応援してくれて、積極的に取り組んでくれるようになりましたよ。

とご報告を受けました。

良かったです!

同じお仕事をするなら、苦しくではなく、楽しくです!

社長
今のままではダメだから、変われ!頑張れ!

だけですと、ご年配の方は苦しくなってしまうこともあります。

新しいことを覚えたり考えたりするのは大変です。

すると、「どうせ、あと何年か後にはいないんだから。」と気持ちの上で、言い訳したくなったりもするんですね。

ご年配の方であっても、やる気を出してもらうための基本は、「今どんな気持ちで働いていて、将来どんな風になりたいのか?」を引き出していくことです。

自分の生きたい人生の中に今の仕事がある。そんな働き方ができたら、働く意欲は自然とわいてきます。

ワクワクお仕事に取り組んでいる人を増やしたいです。

経営者も社員さんもワクワクしながら、理想に向かって進める、そんな組織に増えてほしいです。

もう一段飛躍したい、社員さんをもっと生かしたい、そんな経営者を応援しています!

本日の問いかけ年配社員にもっとやる気を出してもらうために、何をしてみましょうか?
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