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いい組織図なのに機能しなくなる落とし穴

2024.01.17 by 大図美由紀

【五感思考day2180】

こんにちは!

ワクワク働きたい組織づくりパートナー、ビジネスコーチの大図美由紀です^ ^

本日も、ブログをお読みいただき、
ありがとうございます。

先日、クライアントさま先で、来期の計画策定をサポートしました。

いい感じの計画になり、

社長
気持ちスッキリです。迷いなく進めます!

とおっしゃっていただきました。

ヨシ!です。

次回は、組織の見直しをされたいとのことで、人員配置について検討していきます。

経営理念や人事制度などもそうですけど、組織図も見た目にスゴそうを目指すと上手くいきません。

”実質的に”上手くまわせそうとか、進めそう&進みたくなるが、大事です。

他社のカッコいいものをカタチだけマネしても、結局、上手く回せずに「使えない」となり、崩壊してしまいます。

本日は、組織図をつくったものの上手くいかなくなる、気をつけたい落とし穴の1つをご紹介です。

以前、こんなご相談がありました。

社長
部長がちゃんと部長の仕事をしないから、部員から自分に相談が上がってくる。なんで自分が対応してんだろうと思ってしまいます。もっと部長にしっかりしてほしいんですけど。

これ、あるあるですが、要注意です!

そして、NG行為です。

この行為を図示するとこうですね。

部下の相談にのる、指示を出すのも、部長の役割です。

社長が、部長の代わりに、部長を飛ばして、部下に指示を出してしまうことは、社長が部長の役割を奪っていることになります。

これを続けていくと、

・部長は、「自分は部下への指示出しを求められていない」「自分は、部下育成の能力がない」と思いますので、ますます部下に指示を出したり、部下を育てることを、やらなくなります。

・部下は、社長と部長の両方が直属の上司になり、どちらの指示に従ったらいいか分からず、混乱します。また、社長と部長を比べたら、通常は、上位である社長の言うことを聞きます。なので、部長の言うことを、ますます聞かなくなります。

・社長・部長・部下以外の周りからすると、「社長は、部長が部長の役割を全うしていないことを、容認している」と思ってしまいます。

部長に変わって、社長が部下に指示を出すことは、弊害だらけで、いいことは1つもありません。

目先のことだけ考えたら、社長から部下に直接、指示を出した方が早いし確実なのは、分かります。

また、部長が上手く部下に指示を出せないことに対して、イライラしたり、仕事が進まず、ヤキモキしたりするのも、とてもよく分かります。

しかし、それでは、部長が部長として、育たなくなってしまいます。

社長が部長の成長を止めていることになってしまいます。

ここは、「部長を育てるのが、自分の役割」と腹をくくりましょう。

ですので、部員から部長をスキップして社長に相談があった場合、部長に相談をするよう、戻しましょう。

部長が対応しきれなければ、部長から社長に相談するようにしてもらいましょう。

めんどくさいかもしれません。

しばらく仕事のスピードが遅くなってイライラするかもしれません。

しかし、これをやらないと、あなた自身が組織を機能させなくしてしまいます。

それは、避けたいですよね。

御社の現状は、いかがでしょうか?

もう一段飛躍したい、社員さんをもっと生かしたい、そんな経営者を応援しています!

本日の問いかけレポートライン上、部長(管理職)をスキップしないために、何をしましょうか?
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