社員のやる気を上げる報酬は?
【五感思考day2048】
こんにちは!
ワクワク働きたい組織づくりパートナー、
ビジネスコーチの大図美由紀です^ ^
本日も、ブログをお読みいただき、
ありがとうございます。
昨日の東京は気温20℃まで上がりました。
季節感、おかしくなりますよね。
時期的には冬のボーナスシーズン突入。
帝国データバンク調べの冬のボーナス動向調査が発表されてました。
4割強の企業が、昨年と比べて横ばい。
増加した企業が2割強。
2割はコロナ禍が明けて業績回復となった観光関連が中心のようです。
日経平均株価はコロナ禍明けからまずますの動きですが、実際の景気回復はまだ先でしょうか。
ガンガン稼いで、社員にも給与やボーナスで還元したい想いはあるでしょう。
ひと昔前の高度経済成長期のように経済がグングン右肩上がりなら、社員にも給与やボーナスで還元しやすい。
ところが、そうもいかない昨今。
社員のやる気アップを、給与やボーナス頼みにするのはキケンです。
ということで、本日は、報酬と社員のやる気の関係について。
さて、ここでクイズです!
「現金(3,000円)」
「ピザ」
「上司からのホメ言葉」
これら3つのうち、社員のモチベーションを最も上げるのは、どれだと思いますか?
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アメリカの心理学と行動経済学の教授ダン・アリエリーさんによるオモシロイ実験があります。
ある工場で働く社員さんたちを、4つのグループに分けました。
そして、ある週初めの月曜日、各グループの社員さんたちにボーナスに関するメールを送りました。
第1グループの社員さんには、ボーナスとして「現金(3,000円)」がもらえる。
第2グループの社員さんには、ボーナスとして「ピザ」がもらえる。
第3グループの社員さんには、ボーナスとして「ボスからの褒め言葉」がもらえる。
第4グループの社員さんたちには、メールが送られず、ボーナスなし。
社員さんたちの仕事はコンピューターチップを作ることでしたので、その個数で成果を計りました。
実験初日が終わったとき、社員さんから最もやる気を引き出していたのは、ピザ。
ボーナスなしグループとの比較で、生産性が6.7%上昇。
次が、上司からのホメ言葉(上司から「よくやったぞ!」というメールが届く)。
生産性は6.6%上昇。
会社にとってかなり驚きだったことは、現金は、生産性4.9%上昇。
つまり、最下位でした。
ところが、その後数日で、さらに衝撃の結果が生まれます。
現金を受け取ったグループは、2日目以降、生産効率が一番落ちてしまいました。
3,000円は大きな金額ではありませんが、突然のボーナスであれば、嬉しいはずです。
にもかかわらず、2日目、現金が提示されたグループは、ピザやホメ言葉と比べて、13.2%も生産性が落ちてしまいます。
それから数日、この結果が続き、1週間全体としては、会社が資金を投じたにもかかわらず、生産性が6.5%低下するという結果に終わってしまいます。
つまり、社員の目には、現金のボーナスは、インセンティブを提示されないよりも嫌なものに映ってしまったのです。
ピザも、時間が経つと、生産性は徐々に低下し始めます。
そして、1週間が終わる頃には、現金に比べれば高いものの、その効果がほとんど見られなくなってしまいました。
1週間スパンでみると、ホメ言葉が、最もやる気を引き出すという結果がでました。
上司の関わりは、お金やモノよりも、社員さんのやる気を引き出せるということですね。
社員さんのやる気を上げるも下げるも、あなたの社員さんへの関わり方次第。
つまり、あなたが社員さんへどう関わるかで、生産性が変わってくるんです。
社員さんへの関わり方を変化させることで、業績ウナギ昇りも夢ではありませんね!
ということは、社員さんへどのような関わり方をしていきましょうか?
もう一段飛躍したい、社員さんをもっと生かしたい、そんな経営者を応援しています!
本日の問いかけ社員さんにどんな感謝の言葉を伝えましょうか?