昔より今の方が社員が自立的に動かない?
【五感思考day2020】
こんにちは!
ワクワク働きたい組織づくりパートナー、
ビジネスコーチの大図美由紀です^ ^
本日も、ブログをお読みいただき、
ありがとうございます。
と悩まれている経営者の方は多いです。
五感思考マネジメントに興味を持って下さる方も、同じお困りごとを抱えていらっしゃいます。
ところで、なぜ、今、「社員が自立的に動かない(動けない)」というお困りごとが発生しているのでしょうか?
それには、外的要因と内的要因の2つの要因があります。
まず、外的要因。
時代の変化により、求められる人材が変化しています。
下表は、コンサルティングファーム・マッキンゼー提唱の組織変革のための「経営の7S」です。
昔は「上からの命令を着実にこなす人材」が求められたが、今は「自立的に行動できる人材」が求められるようになりました。
次に、内的要因。
社員さんの「精神的欲求の高まり」が挙げられます。
社員さんの働く動機について、昔は「リッチになりたい」がメインでした。
「リッチになりたい」という欲求をおさえておけば、社員さんにとっての働くモチベーションを維持することができました。
ところが、今は、「リッチになりたい」だけでは、不十分。
むしろ、「リッチになりたい」を重視していない若い社員も増えてますよね。
働く動機が、「チャレンジしたい!」「エンジョイしたい!」など、より自己実現的なものにシフトし、多様化もしています。
この精神的欲求が高まっている背景は、心理学者マズローの「欲求5段階説」で説明できます。
「欲求5段階説」とは、人間の欲求は5段階のピラミッドのように構成されているとするものです。
下図参照。
人は、下の欲求が満たされると、もう1つ上の欲求を持つようになります。
そして、今の時代、「生理的欲求」や「安全欲求」は当たり前になったため、より精神的な欲求が高まってきているんですね。
より自己実現の欲求を満たせるような職場でないと、仕事を楽しんでもらえるようにならないわけです。
そのためには、経営がお金儲け起点ではなく、ビジョン・価値観起点であること。
指示命令で社員を管理することがメインのマネジメントではなく、社員のビジョン・価値観を引き出し活かすマネジメントの重要性が高まっているわけです。
時代の変化に合わせて、人材育成や組織づくりも、対応していかねばですね。
ご存知のとおり、AIの進化は著しく、社会の変化のスピードはますます速まっていくでしょう。
少子化も進みますし、自ら考え行動できる人材を育てることは、ますます経営の重要項目になっていきますね!
もう一段飛躍したい、社員さんをもっと生かしたい、そんな経営者を応援しています!