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社員の考えがスッと分かる方法とは?

2023.10.02 by 大図美由紀

【day2073】

こんにちは!

ワクワク働きたい組織づくりパートナー、
ビジネスコーチの大図美由紀です^ ^

本日も、ブログをお読みいただき、
ありがとうございます。

本日は、昨日の「社員を動かすには」という話の続きです。

昨日お伝えしましたところを、簡単に振り返りますと、

人を動かす時には、「自分の希望ではなく、相手の立場に立ち、相手の望むものを与えることによって、人は動く」が重要。

しかし、この「相手の立場に立つ」が、実際にやろうとすると、なかなか難しい。

社長
ちゃんと伝えているのに、なぜ、伝わらないのか?なぜ、言ったとおりにやらないのか?何を考えているのか、さっぱり分かりません

ということが、起こりがちです。

「相手の立場」を頭の中で”考える”と、相手の立場を知るのは、難しいです。

ところが、身体の感覚を使って”感じる”をすれば、「相手の立場」がすっと腑に落ちるように分かります。

一体、どういうこと?と思いますよね。

ポジションチェンジという技術を使います。

ポジションチェンジをすると、「相手の立場」を頭の中で考えるのではなく、身体の感覚を使って感じることができるようになります。

人間は、同時に2つの視点で考えることはできません。

自分の視点と相手の視点、1つずつになるんですね。

ですので、頭の中で、自分の気持ちと相手の気持ちを考えようとすると、ごちゃごちゃになってしまいます。

そこで、頭の中にある、自分と相手の状態を、フセンやイスなどのモノを使って、外に見える化します。

先日も、

社長
ちゃんと伝えているのに、なぜ、言ったとおりにやらないのか?何を考えているのか、さっぱり分かりません

というご相談にのりましたが、こんな手順です。

まず、自分と社員の2人の状態、つまり、関係性をフセンで表現します。

心の距離と向きを、フセンの距離と向きで表現するんです。

向きとは、2人が目指しているものが同じ未来で、2人とも同じ方向に向かって進んでいると思えるなら、フセンも同じ向きで。

例えば、目指している未来が一致しておらず、お互い全然違う方向に向かって進んでいると感じているなら、フセンも反対方向を向いているように置く。

距離とは、ツーと言えばカーと分かるぐらい、気持ちが知れていて、心の距離が近いと感じているなら、2つのフセンも近くに。

例えば、「アイツ、何考えてんのか分かんないんだよなー」と心の距離が遠いと感じているなら、2つのフセンを離しておいてみる。

今回は、このように置かれました。

青いフセンが社長。

緑のフセンが社員。

真っ直ぐ前を向き力強く進む社長のすぐ後ろに、凹んで弱音を吐き気味の社員さんがいます。

そして、それぞれが、今の状況をどんな風に感じているのか、聞いていきました。

大図
社長は、どんな気持ちですか?
大図
社員さんは、今、どんな気持ちなんでしょうか?

社長に、社員さんになりきって、社員さんの気持ちを感じてもらいます。

すると、社長は、社員さんの感じていることに気づかれました。

社員になりきったまま、次のように答えてくれました。

社長
今の社長からの指示と、以前の案件に対する指示が違うのだけれど、何が違うのかよく分からなくて混乱している。

素晴らしい気づきですね!

頭の中だけで、相手の立場を考えようとすると、「アイツは一体何を考えているのか?」で止まってしまうことも、多いです。

ところが、頭の中を外に見える化して、1人1人の立場で、その人の気持ちを感じてみると、すっと分かるんですね!

不思議なんですけど、人間の身体の持つ感覚ってスゴイんですよ。

「社員に動いてもらいたいけど、動かない。社員の気持ちが分からない。」時、ポジションチェンジを試してもらえたら、嬉しいです。

まずは、「頭の中を外に見える化する」です。

ポジションチェンジができると、人間関係で悩むことがググっと減ります。

ハッキリ言って、私は人生変わりました。

クライアントさんたちからも、「社員を育てることが、苦しさから喜びに変わった」と言ってもらえます。

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