上司に緊張する社員が意見を言えるように!
【day1979】
こんにちは!
ワクワク働きたい組織づくりパートナー、
ビジネスコーチの大図美由紀です^ ^
本日も、ブログをお読みいただき、
ありがとうございます。
というご相談を受けました。
そこで、先月から新入社員さんと、上司を怖がらずに自分の考えを言えるようになるチャレンジを始めました。
そして、今月、新入社員が、だいぶいい感じで自分の考えを言えるようになってきています!
新入社員と面談したところ、上司に対して自分の考えを言うことに手応えを感じられるように。
自分の考えを言えるようになってきたので、仕事にオモシロさを感じるようになってきました。
社長からも、
とおっしゃっていただきました。
自分の考えを上司を言えるようになる取り組みは、どんなことをしたと思いますか?
自然とやる気になり動きたくなる五感思考マネジメントですから、根性で自分の考えを言ってもらったわけではありません。
この1ヶ月、2つの取り組みをしました。
1つは新入社員本人の取り組み、もう1つは上司の取り組みです。
1つめの新入社員に取り組んでもらったことは、「根拠のない自信」を育てること。
クライアントさんの業界は、職人の世界。
10年やって1人前と言われています。
つまり、10年もの間、正解が何だかよく分からない、暗中模索に近い状態が続くわけです。
成果が出せなくても、正解が分からなくても、自分なりの考えを言えるようにならねばなりません。
自分の考えを言えて初めて、先輩や上司から「もっとこっちの方がいい」「考え方のポイントはコレ」とアドバイスをもらい、成長することができるからです。
さて、「根拠のない自信」を育てるためには、どうしたらいいか?
「根拠のない自信」を育てるには、承認が大事なのですが、実は、承認には3種類あります。
そして、承認には「根拠のない自信」を育てるものと、そうでないものがあるんですね。
どんな承認があるのか?
次に説明していきますね。
1.結果承認
行動によって作られた結果や成果に対して、その価値を認めること。
例えば、営業マンでしたら、「今月の契約金額、良かったね!」など。
2.プロセス承認
現在行っている行動やこれまでのプロセスに対して、その価値を認めること。
例えば、営業マンでしたら、「今月、見込み客に、たくさん訪問してたものね!すごいね!」「○○さんにお礼状書いたり、お客様との関係性を大事にしていて、素晴らしいね!」など。
3.存在承認
何もしなくても、存在自体の価値を認めることです。
例えば、「○○くんと、一緒に仕事が出来て、嬉しいよ。」「○○くんがいてくれることで、みんなの士気が上がってる気がするんだよね。」など。
結果承認は、多くの方がやっていらっしゃいます。
ところが、結果承認だけですと「結果がでれば楽しいけど、結果がでないと楽しくない」という根拠のある自信が育ちます。
一方、根拠のない自信は育ちにくいです。
そこで、今回は、新入社員ご自身に、プロセス承認や存在承認をしてもらいました。
さらに、新入社員ご自身に、周りの人への承認をしてもらいました。
人間の脳は主語を理解しないと言われています。
主語を理解しないというのは、自分に対しての承認なのか他者への承認なのかを区別しないということです。
他者に対して承認をしても、脳は、自分に対して承認したと同じ効果があるんですね。
ちなみに、これは、逆もしかりです。
他者に対して不満や否定の言葉ばかり言っていると、自分に対して言っていると同じ効果がありますので、要注意ですよ。
さて、2つめは、また明日にご紹介いたしますね。
もう一段飛躍したい、社員さんをもっと生かしたい、そんな経営者を応援しています!