話上手な経営者でも社員へは伝わらないのはなぜなのか?
【day1869】
こんにちは!
ワクワク働きたい組織づくりパートナー、ビジネスコーチの大図美由紀です^ ^
本日も、ブログをお読みいただき、
ありがとうございます。
昨日は、「五感思考マネジメント実践講座」でした。
テーマは、「ツタワル伝え方」。
経営者の方は、お話上手な方が多いです。
経営者が一番の営業マンという会社も多いですし、自分の想いを発信することで自社を発展させてきた方が多いですからね。
その一方で、社員さんへ伝えるとなると、四苦八苦されたり、ヤキモキされていらっしゃる方も多いです。
などなど、たくさんの社員に関するお困りごとを伺います。
まぁ、社員に関するお困りごとが全くないという経営者は、まず、いないんじゃないでしょうか。
五感思考マネジメントのベースになっているアドラー心理学の創始者アドラーも、「人間の悩みは、すべて対人関係の悩みである」と言っているくらいです。
ちなみに、アドラーは、フロイト、ユングと並び「心理学の三大巨頭」と呼ばれます。
日本では、アドラー心理学の本「嫌われる勇気」と「幸せになる勇気」が大ベストセラーになってから、知られるようになってきました。
本日は、
という方に、読んでいただきたい話をご紹介です。
相手に自分の想いを伝え、相手の行動を変えようと思ったら、どれだけ相手の立場に立てるかが、重要なカギになります。
「人を動かす」で有名なデール・カーネギー氏も、こう言っています。
「自分の希望ではなく、相手の立場に立ち、相手の望むものを与えることによって、人は動く」
と。
ここで、「相手の立場に立つ」というのが、イザ実践するとなると、なかなか難しいんですよね。
「相手の立場に立つ」をやってるつもりで、「相手のため」をやっている人が多いんです。
かく言う私も、コーチングと出会う前は、「相手の立場に立つ」ができておらず、「相手のため」ばかりでした。
やっかいなことに、「相手のため」をしているにもかかわらず、自分では「相手の立場に立つ」ができているつもりだったんです。
では、「相手の立場に立つ」と「相手のため」は、何が違うと思います?
「相手の立場に立つ」と「相手のため」の違いが、よく分かる話をご紹介します。
リッツ・カールトン元日本支社長、高野登さんがされた「ハサミの話」です。
カーテンの向こうで、ハサミを求めているお客様がいる。
サービスを生きがいとしている従業員は、さっそく、もっていった。
ところが、相手の方は左利きだった。残念。
別の日に同じ事が起きて、求めているお客様に今度は、右利きと左利き用の両方のハサミをもっていった。
ところが、お客様はお子様だった。残念。
いかがでしょう?
「相手の立場に立つ」って、難しいですよねー。
頭の中で「相手の立場」を考えていると、難しいです。
ところが、身体を使って「相手の立場」を感じれば、すっと腑に落ちるように分かります。
「相手の立場」を感じるためには、ポジションチェンジという技術を使います。
ポジションチェンジとは、どういう技術なのか?
長くなってきましたので、また明日に続きを書きますね。
楽しみにしていてください。
もう一段飛躍したい、社員さんをもっと生かしたい、そんな経営者を応援しています!