真面目で優秀な社員ほど折れやすい?関わり方注意ポイント
【day1844】
こんにちは!
ワクワク働きたい組織づくりパートナー、ビジネスコーチの大図美由紀です^ ^
本日も、ブログをお読みいただき、
ありがとうございます。
先日、クライアントさま先で、若手社員Tさんの相談にのっていました。
とても優秀な社員さんなのですが、かなり凹んでいらしゃいました。
とのこと。
上司に確認してみると、
とのことでした。
先輩社員たちも含め、ミスを繰り返したTさんを責めている様子はまったくありません。
上司や周りではなく、Tさん自身が必要以上に自分を責めて、落ち込んでしまったんですね。
真面目で優秀な方ですから、学生時代はがむしゃらに頑張って学業や部活で成果を出してこられた。
成果を出すことで得られる他者評価を糧にして、頑張ってこられたんですね。
ところが、社会人になり、失敗が続き、なかなか成果が出せないことで、頑張るエネルギーが枯渇してしまっていました。
成果を求めて頑張れるのは素晴らしいことです。
しかし、社会にでれば、成果がすぐに出ない時もあります。
厳しい状況であっても、なかなか成果がでなくても、前に進める人になるためには、「根拠のない自信」を育てられるといいです。
「根拠のない自信」を育てるためには、どうしたらいいか?
「根拠のない自信」を育てるには、承認が大事なのですが、実は、承認には3種類あります。
そして、承認には「根拠のない自信」を育てるものと、そうでないものがあるんですね。
どんな承認があるのか?
次に説明していきますね。
1.結果承認
行動によって作られた結果や成果に対して、その価値を認めること。
例えば、営業マンでしたら、「今月の契約金額、良かったね!」など。
2.プロセス承認
現在行っている行動やこれまでのプロセスに対して、その価値を認めること。
例えば、営業マンでしたら、「今月、見込み客に、たくさん訪問してたものね!すごいね!」「○○さんにお礼状書いたり、お客様との関係性を大事にしていて、素晴らしいね!」など。
3.存在承認
何もしなくても、存在自体の価値を認めることです。
例えば、「○○くんと、一緒に仕事が出来て、嬉しいよ。」「○○くんがいてくれることで、みんなの士気が上がってる気がするんだよね。」など。
結果承認は、多くの方がやっていらっしゃいます。
ところが、結果承認だけですと、「結果がでれば楽しいけど、結果がでないと楽しくない」という社員さんが育ちがちです。
結果がでるのはたまにですから、必然と仕事が楽しくない時間が長くなってしまいます。
仕事が楽しくないと、単なる作業になり工夫しなくなるから、パフォーマンスも落ちてしまいます。
承認上手な方は、プロセス承認もして、プロセスも楽しめるようにしてあげています。
今回は、その上をいって、社員さんに存在承認もしてあげてほしいんです。
打たれ強く、土壇場に強い社員さんが育ちます。
存在承認は、自分だけのためでなく、仲間のために頑張ろうという気持ちも育てます。
会社のトップに立ち、責任を背負う立場になると、「結果がでてないのにホメるのは難しい」となりがちです。
私も昔はそうでしたから、分かります。
でも、それだと、なかなか社員が育たないわけです。
結果として、責任を負う立場の自分が苦しくなると。
最初は、照れくさい気持ちになるかもしれませんが、ぜひ、チャレンジしてみてください。
社員さんが育ってくると、仕事はますます楽しくなりますからね。
もう一段飛躍したい、社員さんをもっと生かしたい、そんな経営者を応援しています!