態度の悪い社員を変えるのはムリなのか?
【day1832】
こんにちは!
ワクワク働きたい組織づくりパートナー、ビジネスコーチの大図美由紀です^ ^
本日も、ブログをお読みいただき、
ありがとうございます。
先日、ある経営者から、
と言われました。
自分のことだったら自分がやろうと思えばできるけど、他人はそうはいかない。
他人に思いどおりに動いてもらえないと、ヤキモキすることありますよね。
「もうコイツは変わらないんじゃないか」と諦めてしまいそうになること、ありますよね。
コーチングやマネジメントを学ぶ前の私も「やる気のない人には何を言ってもダメだ。変わらない。」と思っていました。
ところが、そんなことはないんです。
私に「変わらない人はいない」と教えてくれた人がいました。
10数年前のことです。
当時、マネージャーだった私に、就業時間の7割船こいで寝ている、父親ぐらいの年齢の部下ができました。
社長のコネで入ってきた人で、誰も何も言えない状況でした。
ただ、さすがに使えないとなり、降格降給になって私の部下になったんです。
彼は仕事中、ため息ばかりついては、「仕事なんてやってもムダムダ」と言っていました。
勤めていた会社が吸収合併された直後の人事でしたので、私は「私のことを辞めさせるための人事かな?」とすら思えました。
でも、コーチングを学び始めて、「ここで、逃げちゃダメだ!」と思ったんです。
「この人といいチームになりたい!」と思ったんです。
当時はもうホント必死で、彼の肩を叩いて起こして、飴を渡して寝ないようにさせたり、ちょっと仕事やってもらえたら、褒めてみたり。
「これからどういうことをやってきたいんですか?」
「今までどんなことされてきたんですか?」
いろいろと「どうしたらやる気になってくれるかな?」とがむしゃらに関わったんです。
でも、なかなか変わりませんでした。
「もうダメかな?」なんて諦めそうにもなっていた、ある日の帰り際、偶然、彼の手帳から折り紙が落ちたんです。
私は拾って手渡しながら、「これ、何ですか?」って聞いたんです。
そこには、「素敵なパパへ」と書いてありました。
「末の娘がくれたんです。」と彼は答えました。
私は「お嬢様にとって、素敵なパパなんですねー。」と彼に言ったんです。
そしたら、彼の目がうるうるし始めたんです。
それから、びっくりしちゃうんですけど、ホントに寝なくなったんです。
さらに、「仕事ありませんか?」と聞いてくれるようにもなりました。
定時のベルがなったら、さっさと帰ってしまうような彼だったのに、その後、私がピンチの時に深夜まで残業して仕事をやり遂げたこともありました。
最初はお荷物のようにすら感じていたところから、とても頼れる仲間になったんです。
変わらない人はいない。
関わり方次第で、そのスイッチを入れることができるんですよ。
私は彼からそれを教わりました。
当時は、がむしゃらな関わりでしたが、それから、たくさんの経験と試行錯誤を重ね、五感思考マネジメントとして体系化し、お伝えできるまでになりました。
さまざまなノウハウがありますが、変化を起こすために一番根底にあるものは、「人はいつだって変われる」と信じる気持ちです。
だから、大変なことも多いでしょうけれど、諦めないでほしいです。
諦めたくなる気持ちも分かりますが、諦めたらそこで終わりです。
3歩進んで2歩下がったような気持ちになっても、また1歩1歩です。
もう一段飛躍したい、社員さんをもっと生かしたい、そんな経営者を応援しています!