暴言は社員のパフォーマンスを61%下げる
【day1806】
こんにちは!
ワクワク働きたい組織づくりパートナー、
ビジネスコーチの大図美由紀です^ ^
本日も、ブログをお読みいただき、
ありがとうございます。
社員さんが思ったように動いてくれないと、イライラして、つい
と怒鳴りたくなってしまうことありませんか?
気持ちは分かりますが、感情に任せて怒鳴り散らしても、ちっとも良いことはありません。
本日は、アメリカの教授が行われた、暴言に関する興味深い実験についてご紹介です。
暴言を吐かれた人のパフォーマンスを測定したんですね。
画像引用)ブルゾンみきお
実験結果は、
・直接暴言を吐かれた人は、処理能力が61%、創造性58%落ちる。
・自分の属しているグループに暴言を吐かれた人は、処理能力が33%、創造性39%落ちる。
・他人が暴言を吐かれるのを目撃しただけでも、処理能力が25%、創造性45%落ちる。
こんな実験です。
教授が、学生たちを集め、一部の学生に対して無礼な言い方で叱責します。
その後、学生たちに単語パズルを解いてもらいます。
すると、叱責された学生たちの単語パズルの成績は、叱責されなかった学生たちより61%悪い結果でした。
次に、アイディア出しの課題をやってもらいます。
叱責された学生たちが出したアイディアの数は、叱責されなかった学生たちより58%少なかった。
さらに、2つめの実験を行います。
今度は、学生たちを2つのグループに分けます。
教授は、片方のグループに対して暴言を浴びせ、もう一方のグループには暴言ナシです。
その後、学生たちに単語パズルを解いてもらいます。
暴言を吐かれた学生たちの成績は、暴言ナシの学生たちより33%悪い成績でした。
また、アイディア出しの課題をやってもらいました。
暴言を吐かれた学生たちが出したアイディアの数は、暴言ナシの学生たちより39%少なかった。
最後に、3つめの実験を行います。
教授が、学生たちを集め、一部の学生に対して無礼な言い方で叱責します。
その後、学生たちに単語パズルを解いてもらいます。
叱責を見ていた学生たちの単語パズルの成績は、叱責を見ていなかった人より25%悪かった。
また、アイディア出しの課題をやってもらいました。
叱責を見ていた学生たちのアイディアの数は、叱責を見ていなかった学生たちより45%少なかった。
叱責を目撃した学生は、追加の課題を行うと言っても、手伝う姿勢をみせる確率はずっと低かったそうです。
いかがでしょう?
叱責された本人のパフォーマンスが下がるだけでなく、同じグループに所属している人や、叱責を目撃した人までも、パフォーマンスが下がってしまうんですね。
人は、自分に敬意が払われていないと感じると、いいパフォーマンスを発揮することができません。
経営者は、利益を出し続け雇用を守る責任感、お客様に喜んでいただけるサービスを提供する使命感を、組織の中で一番感じています。
だからこそ、イライラしたり、焦ってしまうことも、少なくないでしょう。
しかし、イライラや焦る気持ちを、社員さんたちにそのままぶつけても、社員さんたちのパフォーマンスは上がらない。
むしろ、逆効果!
それでは、イライラしたり、焦ったり、ネガティブな感情が出てきたら、どうしたらいいのでしょうか?
長くなってきましたので、続きは、また明日にでも。
もう一段飛躍したい、社員さんをもっと生かしたい、そんな経営者を応援しています!