正しさで判断しないことから生まれるもの
【day1619】
こんにちは!
ワクワク働きたい組織づくりパートナー、
ビジネスコーチの大図美由紀です^ ^
本日も、ブログをお読みいただき、
ありがとうございます。
昨日、安倍元首相が演説中に銃撃を受け、お亡くなりに。
心からご冥福をお祈りいたします。
令和の日本で、まさか、こんなことが起こるなんてと、衝撃です。
考え方や思想が違ったとしても、暴力で他者を傷つけたり、ましてや、命を奪うことは、NOです。
力で相手をねじ伏せようとする関わりからは、幸せな結末は生まれません。
万能な人間なんて、悟りでもしない限り、いません。
ですから、他人と主張や意見が食い違うことはあるでしょう。
と言いますか、基本、人間は、みんな違います。
1人1人違うのが、当たり前なんです。
本来持つ個性もありますし、人生の中で経験してきたことや出会ってきた人が違うのだから、違うモノの捉え方や信念を持つようになります。
ですので、1人1人違う前提で、どこまで同じ方向を向けるかや、どの程度の距離がちょうどいいのかなどを、対話を通じて見つけていきたいんです。
「自分が正しい。間違っているのは相手」と思い込んでしまうと、力で相手を抑え込もうという発想になりがちなので、注意が必要です。
そんな私も、昔は、同僚や部下に対して、「正しいのは自分。間違っているのは相手」と、相手をやり込めようと、論破・説得ばかりしていました。
相手も辛かったと思いますが、私も心に鎧を着ていることがしんどかったし、「みんな分かってくれない」と孤独感もありました。
部下に何とか私の言うとおりに動いてほしいと、こちらの正論を振りかざしていた時は、やる気に溢れるチームなんて、作れませんでした。
こちらの思いどおりに動いてもらおうという考えや関わりからは、信頼関係なんて生まれませんからね。
しかし、責任感のある方ほど、「みんな、頑張ろうよ!仕事だろ」の気持ちから、ついつい、相手をコントロールしそうになってしまいがちです。
危機感のある方ほど、いつの間にか、相手を恐怖で動かそうとしてしまう。
ですので、責任感があり、危機感を感じやすい経営者の方は、注意です。
社員に良かれと思ってやったことだとしても、社員をコントロールしようとすると、依存的な社員しか育たないからですね。
一緒に何かを創っていく、同じ方向に向かって進む、協働関係を築くには、以下の2つの実践です。
まず、1つめは、タテではなく、「ヨコの関係」。
タテとは、上から従わせようとしたり、下からお願いする関係。
ヨコとは、お互いの考えや想いを尊重し合う関係です。
相手の考えや想いを尊重するとは、相手の言うことに合意しなくていいんです。
相手は違う人間なのだから、違う考えを持っていると認めること。
「あなたは、そう思っているんだね」と受けとめること。
一緒に何かを成し遂げる必要がなければ、これでOK。
しかし、会社の中では、1人1人違うから、みんな違ってみんないいだけでは、同じ方向を向けません。
同じ方向に向かって進むためには、2つめ、お互いに合意できるビジョンや価値観が必要です。
一緒に目指すビジョンがあるから、共に大事にできる価値観があるから、仲間として協働関係を持つことができます。
こう言いますと、
とお困りごとを、よく聞きます。
社員に、自分のビジョンや価値観を押し付けようとすると、上手くいきません。
お互いに合意できるビジョンや価値観を持つには、対話が、一番早道です。
経営者から社員に一方的に、ビジョンや価値観を伝えるだけでなく、社員のビジョンや価値観も聞くこと。
こう言いますと、
と返ってくることも、多いです。
そんな時に使えるのが、社員のビジョンや価値観を引き出す技術「五感思考マネジメント」。
ちなみに、五感思考マネジメントでは、言葉だけでなく、五感を使って考えるから、どんな人でもビジョンや価値観が引き出されます。
お困りごとを解決したい方に、身につけていただけたら、嬉しいです。
みんなが、ヨコの関係でお互いが合意できるビジョンや価値観を見つけられたら、地球上から暴力行為がなくなるのになと思います。
そのために、自分にできることを1歩1歩ですね。
本日は、ブログでお伝えすることで、最初の1歩。
2歩目は、本日のマネージャー研修で、部下を力で制圧するのではなく、対話でチームをつくる技術をお伝えしてきます!
もう一段飛躍したい、社員さんをもっと生かしたい、そんな経営者を応援しています!