「○○でなければならない」は苦しくなる
【day1609】
こんにちは!
ワクワク働きたい組織づくりパートナー、
ビジネスコーチの大図美由紀です^ ^
本日も、ブログをお読みいただき、
ありがとうございます。
先日、熱戦を繰り広げた、格闘家の武尊選手が休養宣言をされました。
会見で次のように語られていたのですが、できる人はその優秀さのあまり、しょい込み過ぎてしまうことがあるんですよね。
「毎日、負けることが怖くて、この10年間、ずっと恐怖と戦っていたなと。だから格闘技が大好きで、試合の時は笑って楽しんでいるんですけど、それ以外の時間は苦しさと恐怖しかなかった。それは心から格闘技を楽しめてなかった。苦しさ、恐怖に支配されていた自分、それがあったから強くなれたから無駄ではなかったんですけど、今回10年ぶりに負けて、その時に知れたことは、僕の中ですごく大切なものに気づけたし、負けたこと、負けた自分は許せないし、だけど、自分のゆがんでいた部分、負けに対してのネガティブな気持ちは変わったかなと思いました」
「○○でなければならない」という心理になると、選択肢が減り、追い込まれます。
勝負ごとには、勝ちも負けも選択肢としてはあるけど、武尊選手には負けがあり得なかった。
勝ちしかなかった。
「選択肢が1つしかなくて、追い込まれた方が、力を発揮できるんじゃない?」と思われるかもしれません。
そうですね。短期的には、追い込まれることで、力を発揮できることはあります。
しかし、長期戦では、精神的に辛くなってしまい、持続的な力の発揮は難しいです。
「勝っても負けても、自分は大丈夫。その上で、勝利に向かって取り組む」人が、持続的に強くいられます。
選択肢が1つしかなくて追い込まれるのと、選択肢がいくつもある上で自ら追い込むのは、違います。
どんな選択肢だって受け止めて、前に進める人が、一番強いです。
会社の中では、経営者が全ての責任を負う、最終責任者。
社員さんの人生や、お客様や関係者のことを考えたら、いい人ほど、勝ちの選択肢しかなくなります。
責任をしょい込むあまり、追い込まれやすいです。
そして、基本、経営者が一番仕事ができると思います。
ですから、社員さんを頼りなく感じて、頼れなくなってしまうことも多いでしょう。
でも、自分1人で全部抱え込み過ぎると、しんどいです。
ですので、いい意味で社員さんをもっと頼ってみてほしいです。
とは言え、頼るは、丸投げとは違いますよ。笑
例えば、自分は知っているけど社員さんが知らない情報を伝えて、困っている状況を共有するとか。
少しずつ任せていくとか。
社員さんがまだできないからって任せないと、いつまで経っても、できるようにはなりませんからね。
ちなみに、「コイツできないかも」と思いながら任せると、思惑どおり(?)、上手くいきません。
少しでもいいから、信頼できるところを見つけて、任せる。
それを1ミリずつでもいいから増やしていく。
最初は、社員さんも上手くできないことあると思います。
とは言え、任せていけば、少しずつ成長していきます。
長くなってきましたので、上手い任せ方については、また改めて、お伝えしていきますね。
今日お伝えしたかったのは、あなたは責任者ですが1人ではありません。
そして、どんな状況だって、自分らしく周りと協力しながら、切り抜けられる力を持っています。
ですので、いい意味で社員さんや周りを上手く頼って、ドンと構えて、前に進んでいきましょう!
もう一段飛躍したい、社員さんをもっと生かしたい、そんな経営者を応援しています!
本日の問いかけより自分らしく周りと協力しながら、前に進むために、何をしてみましょうか?
追伸:武尊選手、お疲れさまでした!ゆっくり休養して、また元気に戻ってきてください。