社員にズルをさせないために
【day1568】
こんにちは!
ワクワク働きたい組織づくりパートナー、
ビジネスコーチの大図美由紀です^ ^
本日も、ブログをお読みいただき、
ありがとうございます。
本日は、「そんなことあるんですね!」と気になった事件のお話です。
山口県阿武町が、コロナ給付金として4,630万円を1世帯に振り込んでしまいました。
本来は、10万円を463世帯に振り込むべきところ、間違えてしまったとのこと。
お金を受け取ったのは、24歳の男性。
町は、彼に返金をお願いしていたが、彼は「入金されたお金は口座から動かし戻せない。罪は償う」と説明した後、行方をくらましてしまいました。
どうなるのかな?と思っていましたが、町は彼を不当利得の返還請求で提訴したところで、現在です。
うーん。。。
本名も公開されているし、恐らく、そのうち見つかりますよね。
今回の件で、彼が失ったものは大きいですよね。
一義的には返金せずに行方をくらませた彼自身が悪いです。
でも、彼に大金を持ち逃げできる状況をつくってしまった町にも責任がないかと言われれば、どうでしょう。
いや、全く責任がないと一蹴することもできますが、これと同じようなことが企業においても起こりえますので、学びにして気をつけたいところです。
小口現金のネコババなどは、時々、聞く話です。
お金ではなくても、ミスをしたことを社員が隠すなどもありますね。
社員さんが何か悪さをした。
一義的には、本人が悪いです。
しかし、それを許してしまう環境を作ったことは、経営者の責任です。
稲盛和夫さん曰く、「金を盗む社員が悪いのではなく、金が盗めてしまう環境を作ってしまうのが悪い。
だから、1人でお金を管理させず、お金を出し入れするのに、最低でも3人絡むような仕組みにした。
そして、このような仕組みづくりの根底には、社員に、決して罪をつくらせないという思いやりが、経営者の心の中になくてはならない。」
組織づくりにおいて、「信じて期待しない」という考え方があります。
どういうことかと言いますと、「信じて」は、相手の可能性を信じること。
「あなたは素晴らしい存在で可能性に満ちている。もっともっと成長することができる。」
「期待しない」は、人はいつでも聖人君主な訳ではないということです。
弱さや邪な心もあるのが、人間です。
人には、陰の部分も陽の部分もあります。
強さも弱さもあります。
どんな時でも社員さんが余計なことに気を取られず、安心して業務に取り組めるようにな環境づくりが、大事です。
お互いに悲しい想いをすることがないように、さぼらせない、不正を起こさせないルールや仕組みを整えていきたいですね。
もう一段飛躍したい、社員さんをもっと生かしたい、そんな経営者を応援しています!
本日の問いかけ経営者も社員さんたちも、仲間とともに働く喜びを感じながら一緒に進む組織になるために、何をしてみましょうか?
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社員さんとグングン伸びる組織をつくりたい方、お待ちしています!