不良品を減らした伝え方とは?
【day1565】
こんにちは!
ワクワク働きたい組織づくりパートナー、
ビジネスコーチの大図美由紀です^ ^
本日も、ブログをお読みいただき、
ありがとうございます。
お菓子「スニッカーズ」にガラス片が混入したまま、市場に出回ってしまい、自主回収されることが発表されました。
購入者からの「歯がかけた」などの連絡で分かったそうで、なかなかコワイですね。
人間がすることは、ノーミスにはなりませんが、できる限り、不良品を出さないように対応していきたいものです。
先月も、クライアントさんから、不良品に関する相談がありました。
とのことでした。
詳細のお話を伺っていくと、いずれも、社員さんのちょっとした不注意やミスによるものでした。
とのこと。
相談の結果、社員さんへの伝え方を工夫することにしました。
さて、どのような工夫をしたのでしょうか?
今までは、社内でミスや不良品が多い時、社長は社員にミスや不良品の発生件数を伝えていらっしゃいました。
しかし、多くの社員さんは、それだけ伝えられても、「ふーん、、今日も多いんだな」ぐらいです。
事実や指摘事項だけ伝えても、何か改善のためのアイディアを考えたり、行動ができる人は、一部の優秀な社員ぐらいです。
では、どうしたら、みなさんに、こちらの意図どおり、改善に向けた行動をしてもらえるのか?
それは、事実に加えて、目的や背景も、セットで伝えることです。
例えば、「今月の不良品の件数は、12件。
先月と比べて、20%アップしているけれど、売上が30%アップしているから、みんなが頑張ってくれたということだね。
12件中、3件が、連絡ミスによる不良品。来月は、この連絡ミスによる不良品はゼロにしよう。」
といった感じです。
いたずらに件数だけ伝えて、「不良品の件数は、12件。先月より多いじゃないか!来月はちゃんとやれよ!」だと、やっぱり成果は出にくいです。
どうせ伝えるなら、相手に動いてもらえる伝え方をしていきたいですね。
今月のご訪問で、その後の話をお伺いしたところ、社員さんの動きに変化が見られ、不良品の件数も減っているとのこと。
良かったです!
すぐに実践されて、スゴイですよね!
人は、機械と違って感情や思考がありますから、行動を指示するだけでなく、心を動かす伝え方が大事ですね。
もう一段飛躍したい、社員さんをもっと生かしたい、そんな経営者を応援しています!