社内で平手打ち!どう対応する?
【day1520】
こんにちは!
ワクワク働きたい組織づくりパートナー、ビジネスコーチの大図美由紀です^ ^
本日も、ブログをお読みいただき、
ありがとうございます。
米アカデミー賞の授賞式で、俳優のウィル・スミスさんが司会者のクリス・ロックさんを平手打ちしたことが、話題になっています。
ロックさんが、脱毛症に悩むスミスさんの奥さまのヘアスタイルをからかうジョークを言ったことが、事の発端です。
暴力はダメだけど、奥さまが真剣に悩んでいることをからかわれたら、侮辱されたと瞬間的にカッとなるのも分かる。
とは言え、暴力はダメだよね、なんて、うっすら考えておりました。
そしたら、アカデミー賞を運営する団体「映画芸術科学アカデミー」から、次の声明がでたとのこと。
「アカデミーは昨晩のスミス氏の行動を非難する。正式な調査を始めており、我々の規則や行動基準、カリフォルニア州法にのっとって、さらなる対応を検討する」
スミスさんを処罰だけして、今回の騒動を決着しようとしているのだとしたら、残念だなぁと感じました。
もし、「映画芸術科学アカデミー」をサポートしていたとしたら、どう対応するかな?と考えてみました。
まず、処罰を考えるのは、最後。
なぜ、問題が起こったのか?
問題が二度と起こらないためにはどうしたらいいのか?
そのために、理想の状態とはどういう状態なのか?
そのために、何をする?
と考えていくんでしょうね。
処罰を考えるのは、「何をする?」の最後ですね。
今回の理想の状態とは、相手の存在を傷つけるような言動が起こらない状態。
つまり、会場にいる全員が、お互いを尊重できる言動をしている。
今回の場合だったら、
ロックさんは、身体的な悩みをからかうような発言をしない。
スミスさんは、暴力での抗議ではなく、言葉で指摘をする。
言葉での指摘も、相手を罵倒するのではなく、傷ついたことともう二度としないでほしいことなどを伝える。
これが、一番の理想の状態でしょうか。
そうは言っても、ロックさんは相手の状態(スミスさんの奥さまが悩んでいたこと)を知らなかったこともありえますよね。
そしたら、傷つけたことが分かった時点で、謝る。
また、人間ですから、冷静でいられない時もありますよね。
心身が疲れていると、怒ったり悲しくなったり、ネガティブな感情になりがちです。
そしたら、やってしまったと気づいた時点で、すぐに謝る。
つまり、次の理想の状態は、問題が起こってしまった場合に、すぐにリカバリーの行動を取れること。
そのために、何をするか?
みんながお互いを尊重し合う言動をするために、ルールの内容や運用方法を見直しすること。
スミスさん、ロックさん、他の関係者とも、今回起こったこと、理想の状態や今後取り組むことについて、対話をすること。
組織は人が構成するものですから、理想の組織は対話による相互理解と認識の共有なしではつくれないのではないでしょうか。
少なくとも、社員さんが自然にやる気を出して行動を起こす組織をつくりたい場合は、対話による相互理解と認識の共有が必須ですね!
もう一段飛躍したい、社員さんをもっと生かしたい、そんな経営者を応援しています!
本日の問いかけ社内トラブル、どのように対応しますか?