相手の立場が自然に分かる方法とは?
【day1504】
こんにちは!
ワクワク働きたい組織づくりパートナー、ビジネスコーチの大図美由紀です^ ^
本日も、ブログをお読みいただき、
ありがとうございます。
本日は、昨日の「社員を動かすには」という話の続きです。
昨日お伝えしましたところを、簡単に振り返りますと、
人を動かす時には、「自分の希望ではなく、相手の立場に立ち、相手の望むものを与えることによって、人は動く」が重要。
しかし、この「相手の立場に立つ」が、実際にやろうとすると、なかなか難しい。
ということが、起こりがちです。
「相手の立場」を頭の中で”考える”と、相手の立場を知るのは、難しいです。
ところが、身体の感覚を使って”感じる”をすれば、「相手の立場」がすっと腑に落ちるように分かります。
一体、どういうこと?と思いますよね。
ポジションチェンジという技術を使います。
ポジションチェンジをすると、「相手の立場」を頭の中で考えるのではなく、身体の感覚を使って感じることができるようになります。
人間は、同時に2つの視点で考えることはできません。
自分の視点と相手の視点、1つずつになるんですね。
ですので、頭の中で、自分の気持ちと相手の気持ちを考えようとすると、ごちゃごちゃになってしまいます。
そこで、頭の中にある、自分と相手の状態を、フセンやイスなどのモノを使って、外に見える化します。
先日も、
というご相談にのりましたが、こんな手順です。
まず、自分と社員の2人の状態、つまり、関係性をフセンで表現します。
心の距離と向きを、フセンの距離と向きで表現するんです。
向きとは、2人が目指しているものが同じ未来で、2人とも同じ方向に向かって進んでいると思えるなら、フセンも同じ向きで。
例えば、目指している未来が一致しておらず、お互い全然違う方向に向かって進んでいると感じているなら、フセンも反対方向を向いているように置く。
距離とは、ツーと言えばカーと分かるぐらい、気持ちが知れていて、心の距離が近いと感じているなら、2つのフセンも近くに。
例えば、「アイツ、何考えてんのか分かんないんだよなー」と心の距離が遠いと感じているなら、2つのフセンを離しておいてみる。
今回は、このように置かれました。
青いフセンが、社長。緑のフセンが、社員。
真っ直ぐ前を向き力強く進む社長のすぐ後ろに、凹んで弱音を吐き気味の社員さんがいます。
そして、それぞれが、今の状況をどんな風に感じているのか、聞いていきました。
社長に、社員さんになりきって、社員さんの気持ちを感じてもらいます。
すると、社長は、社員さんの感じていることに気づかれました。
社員になりきったまま、次のように答えてくれました。
素晴らしい気づきですね!
頭の中だけで、相手の立場を考えようとすると、「アイツは一体何を考えているのか?」で止まってしまうことも、多いです。
ところが、頭の中を外に見える化して、1人1人の立場で、その人の気持ちを感じてみると、すっと分かるんですね!
不思議なんですけど、人間の身体の持つ感覚ってスゴイんですよ。
「社員に動いてもらいたいけど、動かない。社員の気持ちが分からない。」時、ポジションチェンジを試してもらえたら、嬉しいです。
まずは、頭の中を外に見える化する、です。
ポジションチェンジができると、人間関係で悩むことが、ググっと減ります。
ハッキリ言って、私は人生変わりました。
クライアントさんたちからも、「社員を育てることが、苦しさから喜びに変わった」と言ってもらえます。
もっと詳しく知りたい方は、セミナーや講座などでお伝えしておりますので、その機会を楽しみにお待ちいただければと思います。
もう一段飛躍したい、社員さんをもっと生かしたい、そんな経営者を応援しています!