上司を飛ばして部下へ指示を出すと上司は仕事をしなくなる
【day1330】
こんにちは!
ワクワク働きたい組織づくりパートナー、
ビジネスコーチの大図美由紀です^ ^
本日も、ブログをお読み頂き
ありがとうございます。
ここのところ、
というご相談を立て続けに受けました。
これ、要注意です。
「組織の中での役割は、個人ではなく役職に紐づいているべきである」んですね。
部下に仕事をさせるのは、部長の役割です。
社長が、部長を飛ばして部下に指示を出してしまうことは、社長が部長の役割を奪っていることになります。
これを続けていくと、
・部長は「自分は部下への指示出しを求められていない」「自分は部下育成の能力がない」と思いますので、ますます部下に指示を出したり、部下を育てることを、やらなくなります。
・部下は、社長と部長の両方が直属の上司になり、どちらの指示に従ったらいいか分からず混乱します。また、社長と部長を比べたら、通常は、上位である社長の言うことを聞きます。ですので、部長の言うことをますます聞かなくなります。
・社長・部長・部下以外の周りからすると、「社長は部長が部長の役割を全うしていないことを容認している」と思ってしまいます。
部長に変わって社長が部下に指示を出すことは弊害だらけで、いいことは1つもありません。
目先のことだけ考えたら、社長から部下に直接指示を出した方が、早いし確実なのは、分かります。
また、部長が上手く部下に指示を出せないことに対してイライラしたり、仕事が進まずヤキモキしたりするのも、とてもよく分かります。
しかし、それでは、部長が部長として育たなくなってしまいます。
社長が、部長の成長を止めている、ということになってしまいます。
ここは、「部長を育てるのが自分の役割」と腹をくくりましょう。
さもなければ、あなた自身が組織を機能させなくしてしまいます。
それは、避けたいですよね。
御社の現状は、いかがでしょうか?
もう一段飛躍したい、社員さんをもっと生かしたい、そんな経営者を応援しています!
本日の問いかけ組織の中での役割を役職に紐づけるために、何をしましょうか?