社員が素直に行動しない理由と解決策
【day1307】
こんにちは!
ワクワク働きたい組織づくりパートナー、
ビジネスコーチの大図美由紀です^ ^
本日も、ブログをお読み頂き
ありがとうございます。
先日、クライアントさまの部長さんから、こんなお悩みを伺いました。
あるあるな悩みですよね。
さて、これをどう解決したでしょうか?
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答えをお伝えする前に、そのヒントとなるクイズを出題です!
このクルマの駐車スペースは、何番でしょうか?
考えてみてくださいね。
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いかがでしょう?
分かりましたか?
下のように絵をひっくり返すと、分かります!
そうです!
答えは、「87」です!
この数字は、運転手の目線から読めるようになっているのです。
自分の立ち位置からだけ物事を見ていると、気づけないことがありますね。
逆に、相手の目線に立って考えてみると、なぜ、今の状況が起こっているのか見えてくることがあります。
とは言え、相手の目線に立つのは、なかなか難しいものです。
今までの経験、自分の主張やこだわりが、ありますからね。
前述の部長さんも、そうです。
課長さんの目線に立てたら、すぐに解決する問題です。
ところが、課長目線に立てず、部長目線で考えたり、指示を出したりするから、上手くいきません。
では、どうしたらいいのか?
相手目線になれるいい方法はあるのか?
あるんですね!
相手目線に自然になれるワザがあります。
ポジションチェンジという技術です。
ポジションチェンジにもいろんなやり方があるのですが、今回は、フセンを使って、解決策を考えることにしました。
まずは、部長と課長の2人の関係性を、フセンを使って見える化します。
心の距離と向きを、フセンの距離と向きで、表現するんです。
向きとは、例えば、2人が目指している未来が同じで、2人とも同じ方向に向かって進んでいると思えるなら、フセンも同じ向きに置く。
逆に、目指している未来が一致しておらず、お互い全然違う方向に向かって進んでいると感じているなら、フセンも反対方向を向いているように置く。
距離は、例えば、ツーと言えばカーと分かるぐらい、気持ちが知れていて、心の距離が近いと感じているなら、2つのフセンも近くに置く。
逆に、「アイツ、何考えてんのか分かんないんだよなー」と心の距離が遠いと感じているなら、2つのフセンを離しておいてみる。
今回は、このように置かれました。
青いフセンが部長。緑のフセンが課長。
真っ直ぐ前を向く部長のすぐ後ろに、やや違う方向を向いて、困った表情の課長がいる。
そして、それぞれが、今の状況をどんな風に感じているのか、部長さんに聞いていきました。
それぞれの気持ちを話してもらったら、
今度は、「2人がどんな関係性で進めたらいいのか?」理想の未来を表現してもらいました。
こんな感じです。
2人が横並びで、一緒に同じ未来を見ている。
課長は、エネルギー低めの緑から、エネルギー溢れるオレンジにパワーアップしています。
2人が、どんな会話をしたり、どんな気持ちでいるのかを、想像してもらいました。
と、この後すぐに取り組むアクションが出てきました。
頭の中で考えていると、「なんでできないんだ!」「どうしたらいいんだ?」とグルグルしてしまうことも、フセンを使って、現状・理想の未来と視点を変えながら、見える化することで、不思議と腑に落ちるアクションが見つかってしまいます。
今回は、このプロセスで、解決するまで20分ぐらい。
この早さはプロのワザですが、ご自分でやられても、モンモンとアタマの中で、考えているより、ずっと早いです。
社員さんのことがよく分からないと感じたら、ぜひ、試してみてくださいね。
もう一段飛躍したい、社員さんをもっと生かしたい、そんな経営者を応援しています!