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社員が素直に行動しない理由と解決策

2021.08.29 by 大図美由紀

【day1307】

こんにちは!

ワクワク働きたい組織づくりパートナー、
ビジネスコーチの大図美由紀です^ ^

本日も、ブログをお読み頂き
ありがとうございます。

先日、クライアントさまの部長さんから、こんなお悩みを伺いました。

部長
課長が、不満ばかり言って、やることをやらない。もっと素直に、言われたことをやってくれればいいのに。

あるあるな悩みですよね。

さて、これをどう解決したでしょうか?

答えをお伝えする前に、そのヒントとなるクイズを出題です!

このクルマの駐車スペースは、何番でしょうか?

考えてみてくださいね。

いかがでしょう?

分かりましたか?

下のように絵をひっくり返すと、分かります!

そうです!

答えは、「87」です!

この数字は、運転手の目線から読めるようになっているのです。

自分の立ち位置からだけ物事を見ていると、気づけないことがありますね。

逆に、相手の目線に立って考えてみると、なぜ、今の状況が起こっているのか見えてくることがあります。

とは言え、相手の目線に立つのは、なかなか難しいものです。

今までの経験、自分の主張やこだわりが、ありますからね。

前述の部長さんも、そうです。

課長さんの目線に立てたら、すぐに解決する問題です。

ところが、課長目線に立てず、部長目線で考えたり、指示を出したりするから、上手くいきません。

では、どうしたらいいのか?

相手目線になれるいい方法はあるのか?

あるんですね!

相手目線に自然になれるワザがあります。

ポジションチェンジという技術です。

ポジションチェンジにもいろんなやり方があるのですが、今回は、フセンを使って、解決策を考えることにしました。

まずは、部長と課長の2人の関係性を、フセンを使って見える化します。

心の距離と向きを、フセンの距離と向きで、表現するんです。

向きとは、例えば、2人が目指している未来が同じで、2人とも同じ方向に向かって進んでいると思えるなら、フセンも同じ向きに置く。

逆に、目指している未来が一致しておらず、お互い全然違う方向に向かって進んでいると感じているなら、フセンも反対方向を向いているように置く。

距離は、例えば、ツーと言えばカーと分かるぐらい、気持ちが知れていて、心の距離が近いと感じているなら、2つのフセンも近くに置く。

逆に、「アイツ、何考えてんのか分かんないんだよなー」と心の距離が遠いと感じているなら、2つのフセンを離しておいてみる。

今回は、このように置かれました。

青いフセンが部長。緑のフセンが課長。

真っ直ぐ前を向く部長のすぐ後ろに、やや違う方向を向いて、困った表情の課長がいる。

そして、それぞれが、今の状況をどんな風に感じているのか、部長さんに聞いていきました。

それぞれの気持ちを話してもらったら、

大図
本当は、それがどうなったら、いいですか?

今度は、「2人がどんな関係性で進めたらいいのか?」理想の未来を表現してもらいました。

こんな感じです。

2人が横並びで、一緒に同じ未来を見ている。

課長は、エネルギー低めの緑から、エネルギー溢れるオレンジにパワーアップしています。

部長
あっ!そうそう!!こんな感じ!!

2人が、どんな会話をしたり、どんな気持ちでいるのかを、想像してもらいました。

部長
あーっ!!!分かった!!
部長
この後、席に戻ったら、課長に声をかけて話をしようと思います。彼、やらないんじゃなくて、どうやったらいいか分からないんだと分かりました。

と、この後すぐに取り組むアクションが出てきました。

頭の中で考えていると、「なんでできないんだ!」「どうしたらいいんだ?」とグルグルしてしまうことも、フセンを使って、現状・理想の未来と視点を変えながら、見える化することで、不思議と腑に落ちるアクションが見つかってしまいます。

今回は、このプロセスで、解決するまで20分ぐらい。

この早さはプロのワザですが、ご自分でやられても、モンモンとアタマの中で、考えているより、ずっと早いです。

社員さんのことがよく分からないと感じたら、ぜひ、試してみてくださいね。

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