あきらめたらそこで試合終了ですよ・・・?
【day1291】
こんにちは!
ワクワク働きたい組織づくりパートナー、
ビジネスコーチの大図美由紀です^ ^
本日も、ブログをお読み頂き
ありがとうございます。
バスケマンガの名作「SLAM DUNK(スラムダンク)」の新作映画が、来秋公開されるんですね。
ジャンプで連載されていたころ、ハマって、毎週楽しみに読んでました。
バスケが好きで・好きで・好きで強くなりたい男子高校生たちが、切磋琢磨し合いながら、成長していく青春スポ根です。
登場人物たちは、それぞれ不器用なところがあって、上手くいかなくて悩んだりしながらも、必死に努力している姿が描かれていて、感動シーンがたくさんでした。
そんな中でも、グッとくるシーンの1つ。
強豪高校との試合で、20点以上差がつき、絶望的な状況。
主人公たちメンバーに負けを覚悟する雰囲気が漂います。
そんな中、監督の安西先生が言います。
安西先生「私だけかね…? まだ勝てると思ってるのは…」
桜木(主人公)「あきらめたんじゃなかったのかオヤジ……」
安西先生「あきらめる?」
安西先生「あきらめたらそこで試合終了ですよ・・・?」
©スラムダンク
その後も苦しい戦いは続きますが、あきらめずに、最後は勝つんです。
バスケの試合には時間制限があるから、どうしたって勝ち負けが決まってしまいます。
しかし、ビジネスに試合終了のホイッスルはありません。
終わるか終わらないかは、自分で決められます。
自分があきらめなかったら、終了しないんです。
経営全体もそうですし、人材育成もそうです。
会社、もうダメかなと思ったら、終了。
この社員、もうダメだなと思ったら、終了。
でも、自分があきらめなかったら、大丈夫です。
私にあきらめないことの大切さを教えてくれたのは、部下でした。
10數年ほど前、会社員だったころ、就業時間の7割船こいで寝てる、父親ぐらいの年齢の部下ができました。
しかし、社長のコネで入ってきた方で、誰も何も言えない状況でした。
ただ、さすがに使えないとなり降格降給になって、私の部下になったんです。
当時、彼は、仕事中、何度もため息をついては、「仕事なんてやってもムダムダ」と言うばかり。
自分の会社が吸収合併された直後の人事でしたので、私のことを辞めさせるための人事かな?とすら思えました。
でも、「ここで、逃げちゃダメだ!」と思ったんです。
「この人といいチームになりたい!」と思ったんです。
それで、必死で、寝ている彼の肩を叩いて、飴を渡して起こしてみる。
少しでも仕事をやってもらえたら、ホメてみる。
「どういうことやっていきたいんですか?」「どんなことされてきたんですか?」と問いかけてみる。
どうしたらやる気になってくれるかな?と、イロイロとがむしゃらに関わっていました。
にもかかわらず、なかなか変わりませんでした。
そんなある日の帰り際、偶然、彼の手帳に折り紙が挟んであるのが見えて、「これ、何ですか?」と聞いてみたんです。
末のお嬢さまからのもので、「ステキなパパへ」と書いてありました。
だから、「お嬢様にとってステキなパパなんですねー」って伝えたんです。
そしたら、彼の目がうるうるし始めました。
ビックリしてしまうんですが、その後、彼、寝なくなったんです!
さらには、「仕事ありませんか?」と聞いてくれるようになりました。
その後、私がピンチの時に、助けてくれる存在にもなりました。
長くなりますので、その話はまた別の機会に。
私に、あきらめないことの大切さと、人間はいつからだって変われるんだということを教えてくれたのは、彼でした。
あきらめたくなること、ありますよね。
他人はコントロールできませんから、思うようにいかないことも、多いでしょう。
でも、「あきらめたらそこで試合終了」ですからね?
もう一段飛躍したい、社員さんをもっと生かしたい、そんな経営者を応援しています!
追伸:数年前、スラムダンクツアーした時の写真。
桜木くんと流川くんがいる、原作のラストシーンの砂浜。