バッハさんにヤキモキしちゃう
【day1271】
こんにちは!
ワクワク働きたい組織づくりパートナー、
ビジネスコーチの大図美由紀です^ ^
本日も、ブログをお読み頂き、
ありがとうございます。
女子柔道の渡名喜風南選手が、日本勢で初メダル!
男子柔道の高藤直寿選手が、日本勢金メダル第1号!
日本選手の活躍に嬉しくなります。
とは言え、今回は、今までのようには、オリンピックに盛り上がれない気持ちはあります。
オリンピックプロジェクトのトップが、拝金主義に見えてしまうことや、コロナ感染拡大が懸念される中での開催への配慮がなさそうに見えることなどは、やはり気になってしまいます。
一昨日の開会式でも、冒頭、バッハ会長と天皇陛下が登場された際の、私の心の声は、こんな感じです。
天皇陛下に対しては、「日本国民を始めここにいらっしゃるすべての方の安心安全を祈ってくださっているに違いない。私も同じ気持ちです!」
一方で、バッハ会長に対しては、「なんとかスタートして、ちゃんとお金が入ってくるって安心してるんだろうなー。ばったくり男爵って表情してるもんなー」
笑。
もし、私がオリンピック開催プロジェクトの成功へのサポートをプロとして引き受けた場合、この気持ちのままでは100%上手くいきません。
メンバーに対してダメなヤツというレッテルを貼ってしまったり、よろしくない考えのメンバーを排除しようという気持ちを持ったままだと、上手くいかないんですね。
これは、組織のトップが組織を率いていく場合も、同じです。
「ダメなヤツだから分からせなければ」とか「排除しなければ」という気持ちで相手に関わると、恐怖に訴えたり、威圧感を与える暴力的な支配で、強制力を働かせることになります。
それですと、一時的にプロジェクトが進んだとしても、中長期的には、また排除したい人が現れて排除するの繰り返しになります。
また、依存的な人やモノ言わない人が育ち、メンバー間での相乗効果が期待できなくなります。
では、どうしたら、いいでしょうか?
「全員の味方」になるんです。
全員の味方とは、各メンバーの私利私欲を満たすお手伝いをするということではありません。
各メンバーの表面的な意見や主張にYESと言うわけでもありません。
では、「全員の味方」とはどういうことか?
「全員の良心の味方」ということです。
全員の共同体感覚(自分の居場所がここにあるという感覚)が増えるように、関わっていくんです。
ですので、私が、オリンピック開催プロジェクトのサポートをしたら、バッハ会長も排除しませんよ。笑
全員の味方です。
では、味方でいるというのは、どういうことか?
オリンピック開催プロジェクトのサポートだったら、大会理念の「多様性と調和」がチームで実現できるように関わっていくんですね。
「多様性と調和」を各メンバーの中に目覚めさせていくんです。
どのように目覚めさせていくのか?
メンバーに問いかけるんです。
そして、メンバーが、自分の頭で考え、心で感じ、その人の言葉が紡ぎだされていくのをサポートします。
例えば、バッハさんに、
「あなたが、多様性と調和を感じる時って、どんな時ですか?」
「多様性と調和なオリンピックが実現したら、どんなことが起こってますか?」
「その中でも、どの場面で、一番、多様性と調和を感じますか?」
「誰が見えますか?それぞれどんなことを感じているんでしょうね?」
といった感じで、問いかけていくんですね。
すると、バッハさんにとっての「多様性と調和」がでてきます。
このように説明すると、「問いかけたって、私利私欲まみれの多様性と調和が返ってきませんか?」と思うでしょうか。
そうですね。
最初は、そうかもしれません。
ここで大事なことは、ここであきらめちゃダメなんです。
「コイツはそんなもんだ。私利私欲にまみれたヤツだ」とラベルを貼ったままにしないんです。
答えを聞いていれば、本人が本当に良心に問いかけているか、まだ、私利私欲かどうか、分かりますよね。
ですので、相手から、本当の良心で感じた言葉や感情がでてくるまで、しつこく問いかけるんです。
根負けしないコツは、「相手には、必ず、良心があり、その良心にアクセスできる」と信じることです。
すると、相手も、自分の良心を信じれるようになります。
モチロン、すぐに、期待したレベルの変化は起こらないかもしれません。
時間がかかることもあります。
でも、誰でも、良心=素直なこころがあるんです。
誰だって、良い心も悪い心も、強い心も弱い心もあります。
私だって、聖人でもないし、聖女でもないです。
世界の人間、70億分の1人。
一般ピープルの1人です。
それでも、変化を起こせる。
それは、「誰にでも、必ず、良心があり、その良心にアクセスできる」と信じてるからです。
だから、あなたにもできます。
もう一段飛躍したい、社員さんをもっと生かしたい、そんな経営者を応援しています!
追伸1:引き続き、オリンピックで、選手のみなさまが、思う存分、力を発揮できますように。
現場のみなさまのご尽力、感謝いたします。
最後まで安心安全な開催となりますように。
追伸2:遊んでみました!