戦後最悪レベルを超えていけ!
【day1207】
こんにちは!
ワクワク働きたい組織づくりパートナー、ビジネスコーチの大図美由紀です^ ^
本日も、ブログをお読み頂き、
ありがとうございます。
先日発表された2020年度のGDPは4.6%のマイナス成長。
リーマンショックが起こった2008年度を超えて、戦後最悪レベルの落ち込み。
周りの経営者やクライアントさんに伺っていると、コロナ禍の影響は、まだらな感じでしたが、そうでたんですね。
この状況は、もうしばらく続きそうですよね。
先日、クライアントさんの新規事業や販路拡大などの相談に乗りました。
コロナ禍で、大打撃ではないものの、じんわり影響を受けています。
先のことを考えれば、今までの路線での売上だけでなく、新しい売上もより真剣に検討した方がよいだろうということになりました。
さまざまなアイディアを出し、フセンに書き出します。
そして、優先順位をつけながら、整理していきました。
既存の事業と全く違うところから発想してもいいのだけれど、既にある強みが生かせるなら、生かした方がいいですよね。
また、こだわりたいところもあります。
新しいことを始めようとする時、さまざまな選択肢に対して、何を選んで、何を捨てるべきか、悩まれることも、多いですよね。
本日は、そんな時に、思い出していただきたい寓話をご紹介です。
テセウスの船
ギリシャ神話の英雄テセウスは、
自分の船をなによりも大切にしていた。どこかに壊れているところはないか、
板が腐ったりしていないかと、
絶えず船の状態を気にかけ、
手入れを怠ることはなかった。熱心に手入れを続けているうちに、
船の板はどんどん入れ替わり、
ついにはすべての板が新しくなった。そこでふと、テセウスは考えた。
私は自分の船を大切にしながら、
ずっと乗り続けてきた。いまここにある船は、
たしかに私の船だが、
使っている板はすべて新しい。果たしてこれは、
本当に私が大切に思っていた
あの船と言えるのだろうか?これは、まったく別の船なのではないか?
でも、それならいったい、
いつ元の船でなくなったのか・・・。供の者たちも、この問いには
誰ひとりとして答えることはできなかった。(ギリシャ神話より)
哲学的には、いろんな哲学者たちが、この問いに頭を悩ませてきたそうです。
しかし、船を企業に例えるなら、「テセウスの船です」でしょう。
船は、どんな目的のためにあるのでしょう?
例えば、
「仲間と一緒に冒険をする」
「荷物を待っている人に、無事にお届けする」
「新しい大陸を発見する」
などなど。
テセウスの航海が、何を目的にしていたかは分かりませんが、その目的を果たすため、船はメンテナンスし続けられたのです。
だから、「テセウスの船」です。
板キレの1枚1枚自体が、テセウスの船ではありません。
企業も、目的、つまり、ビジョンや価値観、経営理念を全うするということが大事。
時代や環境に応じて、変えた方がよいものも、たくさんあります。
むしろ、変えないと航海が途中で終わってしまいます。
変わらないものと、変わり続けるべきものがある。
無事に航海を続けるために、意義ある航海にするためには、変わらないものは何なのかを明確にして、分かっておく必要がありますね。
つまり、企業にとっては、ビジョンや価値観、経営理念を明確にすること。
ビジョンや価値観がないと、何を変えてもいいのか、分からなくなります。
「これは、私が大切に思っていたあの船(会社)なのか?」と迷うことになるかもしれません。
もう一段飛躍したい、社員さんをもっと生かしたい、そんな経営者を応援しています!
本日の問いかけ御社の変わらないものは?変えるものは?