苦手な社員を動かす法
【day1146】
こんにちは!
ワクワク働きたい組織づくりパートナー、ビジネスコーチの大図美由紀です^ ^
本日も、ブログをお読み頂き、
ありがとうございます。
さて、本日は、昨日の、苦手な上司の話の続きです。
コーチングを学び始めた頃、どうにも苦手な上司がいました。
意見が対立した時には、「私の主張の方が絶対に正しいから、この人に負けたくない!」と常に戦闘モードでした。
コーチングの技術の1つに、ポジション・チェンジというものがあります。
相手の立場になって、相手の気持ちを体感してみることができる技術です。
ポジション・チェンジをすると、「相手との関係がどうなったらいいのか?」理想の状態が分かり、そのために、「相手にどう関わればいいのか?」が、すっと分かってしまいます。
ポジション・チェンジをすることで、同僚や部下との関係が、ドンドンよくなっていました。
にもかかわらず、当時の私は、ポジション・チェンジの技術を知っても、相手の立場に入りたくありませんでした。
「やる気がない人の気持ちなんて、分かりたくもない!」と思っていたからです。
でも、ある時、「私、そもそも、なんで、コーチングを学び始めたんだっけ?」と思ったんです。
自問自答する中で、自分の原点を思い出しました。
「お客様に喜んでもらうために、仕事を通して、世の中に貢献していける存在でありたい。」
「しかも、自分1人じゃなくて、仲間と一緒に、それが出来たら。そう思って、会社に入ったんだ。」
「そして、会社も私の居場所を作ってくれたし、応援してくれている。だから、会社にとっても、貢献出来る、利益の出せる人間になる。会社で、お役に立てる人間になりたいんだ。」
それまで、苦手な上司に対して、「この人は困った人で、何とかしてやろう」と思っていました。
しかし、自分の原点を思い出したら、「この人だって、プロなはずだ。だから、敬意をもって、関わりたい。」って、初めて心から思えたんです。
やっと、覚悟を決めました。
今までは「分かりたくもない」と思っていた彼の立場に、入ってみました。
すると、彼が、「1つ1つの決断に対して、その責任から生じる恐さを感じていること」
「管理部長として、自分の持てる知識や経験で、貢献していきたい。いい会社にしたい」
そんな想いがあることを、感じました。
「分かりたくない」と思っていた時には気づけなかった、相手の良さや相手が心の底で望んでいることに、気づけたんです。
そして、コーチングでの気づきを経て、実際にアクションを起こしていくのですが、続きはまた明日。
もう一段飛躍したい、社員さんをもっと生かしたい、そんな経営者を応援しています!