自分都合の発言で部下を動かせない幹部を変えるには?@二階幹事長発言
【day1066】
こんにちは!
ワクワク働きたい組織づくりパートナー、ビジネスコーチの大図美由紀です^ ^
本日も、ブログをお読み頂き、
ありがとうございます。
自民党の二階幹事長が、TV番組で、ご自身と菅首相が出席した大人数会食に批判が出ていることについて、
「会食を目的にやっていない。意見交換を考えてやっている。全く無駄なことをしているわけではない」
と反論したんだそう。
二階幹事長は、この発言で、国民が納得すると思ったんでしょうか?
この発言で、国民が、国の方針どおり、大人数会食をますます控えるようになると思ったんでしょうか?
だとしたなら、コミュニケーションを学んだ方がいいですね!笑
二階幹事長目線では、この意見は正論なのかもしれない。
でも、人は、正論を言ったからって納得しないんですよね。
その理由は、こちら。
極端なことを言えば、人の数だけ正義と正論があるからです。
ですので、いくら自分の目線で正論を語っても、相手の心は動かないんです。
自分目線で正論を語って相手が動くのだとしたら、それは、心からの納得ではなく、「あなたのルールに従っている」可能性が高いでしょう。
企業内で、経営者や管理職が社員に対して、自分目線の正論を言うコミュニケーションをとったら、権力による支配で依存的な社員が育ってしまいます。
もし御社の幹部が、事情があれど会社全体の方針と違う行動をとり、社員に対して二階幹事長のような発言があったとしたら、経営者としては、どのように幹部に関わったら、いいでしょうか?
これも、「そんなんダメだ!こうしなさい!」と経営者の目線の正論を言うだけでなく、幹部さんの目線を尊重して、一緒に考えれるといいです。
どういうことか?
まずは、幹部が当該発言をすることで、「相手(社員)にどのような気持ちになってほしかったのか?その後、どのような行動を起こしてほしかったのか?」を聞きます。
そして、「そのとおりになっていますか?」と。
きっと答えは「NO」ですよね。
得たい結果を得られなかったわけだから。
ここで初めて、幹部さんは、得たい結果を得るために、自分のコミュニケーションを変える必要がある、自分から変わりたいという気持ちになります。
ここから、それでは、どういう発言をすればよかったのかを一緒に考えていくのですが、これは長くなりそうなので、またの機会に。
もう一段飛躍したい、社員さんをもっと生かしたい、そんな経営者を応援しています!