熟慮を重ねるとかえって判断を誤る!?
【day1053】
こんにちは!
ワクワク働きたい組織づくりパートナー、ビジネスコーチの大図美由紀です^ ^
本日も、ブログをお読み頂き、
ありがとうございます。
政府はこれまでの方針を転換し、「GO TO トラベル」が年末から年始にかけ、一斉停止になりました。
理由は、「世論の声を踏まえて一時停止」だそう。
本来、実現したいビジョンや根本的な問題を踏まえて、方針や施策を決めてほしいんですけど。
なんだか、これからも、バタバタと方針転換などがありそうですね。
また、ビル・ゲイツ氏が「2022年までコロナウィルスの再拡大のリスクがある」と述べたそうです。
しばらく、さまざまな決断をスピード感をもって判断していくことが、求められそうですね。
そこで、本日は、いい決断をするために、必ずしも、長い時間をかける必要はないですよ、というお話です。
ラドバウド大学のダイクスターハウス氏が、4台の中古車を用意し、参加者にそれぞれのスペックを説明し、「お買い得な1台」を選び出せるかという実験を行ないました。
実験の参加者たちは、(1)「よく考えて選ぶグループ」と(2)「選ぶための時間が少ないグループ」に分けられます。
1回目の実験。
燃費やエンジンなど、4つのカテゴリーについて、参加者に説明をします。
(1)はほとんどが、(2)も半数以上が「お買い得な1台」を選びました。
そして、2回目の実験。
説明するカテゴリーを4から12に増やして、参加者に説明をしました。
すると、(1)で「お買い得な1台」を選んだのは25%以下。
当てずっぽうでも25%なので、考えていないのと大差ありません。
さらに驚くべきことに、(2)では60%の人が「お買い得な1台」を選んだんです。
つまり、この実験から分かることは、情報が多い状態では、考える時間がたくさんあれば正しい判断ができるわけではないということです。
むしろ、限られた時間内で考えるほうが、重要だと思われる情報を絞って判断することになり、正しい判断をできる可能性が高まるそうです。
時間をかけることよりも、情報量を増やすことに注力するよりも、自分の判断基準を明確にする方が、正しい決断に近づくんですね!
正しい決断をするためのステップは、
1.期限を決める。
2.判断基準を明確にする。
3.ひとまず、決断をする。
4.PDCAを回しながら、軌道修正をしていく。
ですね!
コロナ禍でも、ドンドン決断して、前に進んでいきましょう!
もう一段飛躍したい、社員さんをもっと生かしたい、そんな経営者を応援しています!