噂に振り回されない組織にするには？

【day804】

こんにちは！

ワクワク働きたい組織づくりの専門家、
ビジネスコーチの大図美由紀です^ ^

本日も、ブログをお読み頂き、
ありがとうございます。

先行き不透明な時、不安な時というのは、話が大きくなってしまったり、誤解が生じやすくなるものですね。

「国会議員の給料　5月分から月額26万円、年間421万円引き上げ」という６年前の記事が、突如、ツイッターに流され、トレンド入りしたのです。

タイトルだけ見ると、「こんな時期なのに、来月から国会議員の給料が上がるのか！？」と思ってしまいます。

実際、たくさんの政治批判のコメントともに、シェアされてしまったようです。

記事の中身を見ると、日付も入っているし、６年前の記事だって分かるんですけどね。

そうは言っても、たくさんの情報が溢れ、お忙しい方も多い中、しっかり読み込む方ばかりでもないでしょう。

このような言葉の一部だけを受け取ってしまったり、誰かの意見だけが正しいと思ってしまうことって、日常の会話の中でも、結構、あるんですよ。

例えば、部長が、

と言っていたとします。

「部下が、全然仕事をしない上に、陰で不満ばかり言っている」。これは、この時点では、事実かもしれませんし、事実じゃないかもしれません。

それは、決して、部長がウソを言っているということではありません。悪い人だということでもありません。

この時点で分かるのは、部長は「部下が、全然仕事をしない上に、陰で不満ばかり言っている」と思っているんだなということ。

また、部長が「部下が、全然仕事をしない上に、陰で不満ばかり言っている」と思うような何かがあるのだなということです。

人は、１人１人、違う立場で、違う背景があり、違うモノの見方をしています。

こんなイメージですね。

ちなみに、これ、横からみたら、「ひらがなの”の”だ」という人もいます。

本当に何が起こっているのか、事実を把握するには、現場検証が大事です。

現場検証をしないまま、対策を立ててしまうと、トンチンカンなことになりかねません。

私も、クライアントさま先で、上司と部下にお話を伺ったり、違う部署の方にお話を伺いますと、それぞれで話が違っていることは、しょっちゅうあります。

そんな時は、各当事者の話を丁寧に伺い、それぞれの見方と事実を押さえていくことで、初めて全体の目線を合わせていくことができます。

現場検証も、目線合わせも、丁寧で具体的な対話なしでは、成立しません。

全社一丸となって取り組む組織になるために、丁寧で具体的な対話は、とってもパワフルなツールになってくれます。

そして、それは、骨が折れることも、しばしばです。

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