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社員が誇りを感じる瞬間、社長は見えていますか?

2025.12.23 by 大図美由紀

【五感思考day2885】

こんにちは!

人が自立的に動きグングン成果がでる仕組みをつくる
組織づくりコンサルタントの大図美由紀です^ ^

本日も、ブログをお読みいただき、
ありがとうございます。

先日、人を生かす経営を学び合う
中小企業家同友会の定例会に参加してきました。

経営体験の報告をされたのは、
セプラ株式会社 代表取締役 新木田亨さん。

新木田さんは、
私が日頃から大切にしている考え方を、
日々の経営の中で実践されている経営者のお一人です。

セプラさんは、施設警備を中心とした警備業を営まれています。

社員さんの半数が65歳以上です。

応募者の動機として多いのが、
「これくらいしかできないから」

――そんな、どこか下を向いたスタートです。

新木田さんは、
「だからこそ、誇りをもって働いてもらいたい」
と強く思われたそうです。

社員教育において大切にされているのは、
「やり方」を教える前に、

・この仕事と、どう向き合うのか
・自分は、何者としてここに立つのか

という考え方や姿勢を伝えること。

そのための試みとして紹介されていたのが、
警備員を「守るという表舞台に立つ」
プロフェッショナルとして描いた短編映画。

次に、本のエピソード「駐車場の管理人のおじさん」。

長年働いた警備員のおじさんが辞める日、
別れを惜しむお客さんが列をなし、
涙を流して握手をしたり、
一緒に記念撮影をしたりする――。

「仕事の価値は、その内容ではなく、
取り組む人の心の持ちようで決まる」

一見、誰にでもできそうな仕事。
けれど、その仕事にどう意味づけをするかで、
周囲への影響も、自分自身の誇りも、
まったく変わっていきます。

3つめに紹介されていたのが、
有名な「3人のレンガ職人」の話。

・レンガを積んでいる人
・壁を作っている人
・大聖堂を建てている人

同じ仕事をしていても、
見ている世界が違う。

そして、現任者向けの研修では、
こんな問いを投げかけたそうです。

「この仕事をやっていて、
良かったことは何ですか?」

それを、グループで共有する。

同じ仕事でも、向き合い方ひとつで、
つまらなくもなるし、オモシロくもなる。

誰だって、
誰かのヒーローになれるし、
感動を与える仕事ができる。

新木田さんは、こう語っていました。

「年配の方が、活躍できる場所にしたい」

私はこの言葉を聞いて、
組織づくりの本質を改めて感じました。

人は、能力だけでは動きません。
報酬だけでも、続きません。

自分の仕事に意味を見いだせたとき。
自分は必要とされている、と感じたとき。

人は、年齢に関係なく、
驚くほどの力を発揮します。

もう一段、飛躍したい。
社員さんの力を、もっと引き出したい。

そんな経営者が、
「やり方」ではなく
「向き合い方」に目を向け始めたとき、
組織は、静かに、でも確実に変わっていきます。

私も、
そんな経営者を、これからも応援していきたいです!

本日の問いかけあなたの会社で、
社員さんが一番誇りを感じている瞬間は、どんな時だと思いますか?
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