社員が黙る会社、動き出す会社。その分かれ道は「4つの不安」

【五感思考day2879】
こんにちは!
人が自立的に動きグングン成果がでる仕組みをつくる
組織づくりコンサルタントの大図美由紀です^ ^
本日も、ブログをお読みいただき、
ありがとうございます。
先日、経営者勉強会にて、
「中小企業を取り巻く経済情勢」が専門の大学の先生から
お話を伺いました。
テーマは、2026年の日本の中小企業の経営環境。
結論から言うと——
ネガティブな要素ばかり。
明るい話題は、正直言って
まっっったくありませんでした。
外部環境は、
・トランプ関税
・物価高
・エネルギー問題
内部環境は、
・価格転嫁の難しさ
・資金繰り
・深刻な人材不足
……なかなか、厳しい状況です。
とはいえ、
だからと言って、経営者が嘆いてばかりもいられません。
経営環境が良くても悪くても、
経営者は「生き残り」をかけて舵を取り続ける存在です。
そのとき、
経営者にとって一番大切なパートナーは——
社員さんたち。
危機を乗り越えるには、
全社一丸となって取り組むことが欠かせません。
ところが、こんなお悩みを
本当によく伺います。
社長
「社員が、なかなか意見を言わないんだよね…」
そこで多くの場合、
社員さんを奮起させようとして、
会議や面談、朝礼で
社長がたくさん話してしまう。
するとどうなるか。
社員さんは、ますます下を向き、
発言しなくなる。
——負のスパイラルです。
そんなとき、
私がまずお伝えしているのは、これです。
大図
「社長が話すのではなく、
社員さんの話を“聞いて”みてください。
理想の話す割合は、
社員さん:社長=8:2 です。」
すると、こう返ってくることがあります。
社長
「待っても、ダメなんだよ。」
それでも、私はこうお伝えします。
大図
「発言が出るまで、待ってください。
社長が先に話してしまうと、
“黙っていれば社長が答えを言ってくれる”
という学習が起きてしまいます。」
それでもなお、
社長
「いや、それでも発言しないんだよー!」
となる場合。
ここで
「アイツが悪い」
と言ってしまうのは簡単ですが、
残念ながら、状況はほとんど変わりません。
なぜなら、
コミュニケーションは、どちらか一方の問題ではないから。
2人の関係性の中で、
“今の結果”が起きています。
つまり——
どちらかが関わりを変えれば、結果は変えられる。
朗報ですね!笑
では、なぜ社員さんは発言しないのか?
それは、
社員さんにとって「発言しにくい場」が、
そこに存在しているからです。
では、
どんな場だと、社員さんは発言しやすいでしょうか?
答えは、
「安心・安全・ポジティブな場」。
逆に、
発言しにくいのはどんな場か。
それは、
**「不安で、危険で、ネガティブな場」**です。
このとき、社員さんの心の中には、
次の4つの不安のうち、
1つ、あるいは複数が存在しています。
1.恥をかく不安
2.否定される不安
3.仲間外れにされる不安
4.辞めさせられる/ポジションを外される不安
これらが解消されると、
人の気持ちは、自然と前向きな方向へ動き出します。
そして、
場づくりで最も影響力を持つのは、
その場の主導権を握っている人。
社長と社員さんの関係で言えば、
それは間違いなく——
社長です。
社員さんの「4つの不安」を、
どうすれば減らせるのか。
ぜひ、いろいろ試してみてください。
全社一丸となって、
経済をガンガン回していきましょう!
もう一段飛躍したい。
社員さんの力を、もっと生かしたい。
そんな経営者を、
私は全力で応援しています。
あなたは、まず何をしてみますか?







