人事評価は「つくる前」が9割!?
【五感思考day2693】
こんにちは!
人が自立的に動きグングン成果がでる仕組みをつくる
組織づくりコンサルタントの大図美由紀です^ ^
本日も、ブログをお読みいただき、
ありがとうございます。
先週は、人事評価制度の経営者勉強会に参加しました。
テーマは、「人を育てる仕組みと成長する経営~人事評価で会社を変える~」
登壇されたのは、尊敬する、倉沢建設(株) 代表取締役社長・倉沢延寿さん。

※右から3番目が大図、4番目が倉沢さん。参加者はもっとたくさんいたのですが、最後に残っていたメンバーとパチリ。
自社で実際に取り組んできた評価制度の導入プロセスと、その後の社員さんたちの変化を、とても分かりやすくお話くださいました。
制度の説明だけでなく、その背景や“組織がどう変わったのか”に焦点を置いたリアルなストーリーは、胸に響くものがありました。
勉強会の後半では、参加者どうしでディスカッション。
「項目を作り始めたけれど、もう数年、作りこみ続けている…」
「評価制度と役割を社員に伝えたら、社員から“そんなこと急に言われてもできません”と言われた…」
「そもそも何から手をつけていいか分からない」
多くの経営者が、制度づくりの“技術”以前に、もっと根本のところで苦労していることを、あらためて実感しました。
実は私、経営者から「評価制度をつくりたい」と相談を受けても、すぐに「ではつくりましょう!」とは言いません。
なぜなら、評価制度よりも先にやるべきことが、たくさんあることが多いからです。
順番を誤ると――
・社員から反発が起きる
・運用が続かない
・「やらないほうがよかった」となる
そんな残念な結果になりやすいのです。
制度づくりよりも先にやるべきことは、実はたくさんあります。
例えば、、、
① 経営理念
社員と同じ方向を向くための軸。壁に掲げるだけでなく、浸透の取り組みは進んでいますか?
② 組織図・役職定義
これからどんな組織にしたいのか。
役職の役割は明確になっていますか?
③ 育成プラン・キャリアプラン
社員にどう成長してほしいのか。
その指針となる基準はありますか?
④ 目標・役割分担
どんな仕事を、どのレベルで期待しているのか。
日々の業務が曖昧なままでは評価はできません。
⑤ 共有と対話
制度は“つくる”より“伝える・整える”ほうが難しい。
社員との対話の仕組みはできていますか?
五感思考マネジメントでは、評価制度は 「給与を決めるためのツール」ではなく、“社員と組織を育てるツール” と考えています。
理念、組織図、育成プラン、目標、対話できる関係性など。
これらが揃えば、評価制度は、納得感の高い・運用したくなる制度になりやすいです。
逆にここをすっ飛ばせば、制度はうまく回りません。
・もう一段、組織を飛躍させたい。
・社員の力をもっと引き出したい。
・制度をつくるのではなく、“人が育つ会社”にしたい。
そんな経営者を、私は心から応援しています!!
詳しくは、またの機会にゆっくりと書きますね。







