社員が自然とやる気になり成果が上がる
仕組みをつくりたい経営者様へ | 大図美由紀

ブログ

一人ひとりが“走る理由”を見つけた時、組織は動き出す―ひゃくえむ。に学ぶ

2025.11.01 by 大図美由紀

【五感思考day2679】

こんにちは!

人が自立的に動きグングン成果がでる仕組みをつくる
組織づくりコンサルタントの大図美由紀です^ ^

本日も、ブログをお読みいただき、
ありがとうございます。

最近、話題の映画『ひゃくえむ。』の原作マンガを読みました。

映画にするか迷いましたが、「原作の方が人物の掘り下げが深い」とネット記事で知り、原作を選択。

気づけば、40話を一気読みしていました。

でも――正直、心がしんどくなる物語でもありました。

ラベルをつけるなら、スポーツ・友情・青春のストーリー。

しかし、ひたすら「葛藤と迷い」の物語です。

主人公である2人の少年が、希望の光を見つけられるといいなと祈りながら、読みました。

<本日はネタバレありです!>

物語は、2人の小学生の男の子が、25歳になるまで。

彼らは100m走を通して、それぞれの生き方と向き合っていきます。

1人目のトガシくんは、生まれつき足が速い天才。

努力しなくても全国1位。

彼が走る理由は、走ってさえいればヒーローでいられるから。

つまり、“孤立から逃れるため”に走っていたのです。

一方、小宮くんは内気で、いじめられっ子。

でも、走っている時だけは現実を忘れられた。

走ることは、彼にとって“現実逃避の手段”でした。

そんな2人の走りには、喜びや楽しさはなく、常に、失う恐怖や不安、焦りや虚しさとともにありました。

しかし、挫折や人との出会いを経て、少しずつ変わっていきます。

「何のために走るのか?」

その問いに向き合い、最終的に彼らは「走る目的」にたどり着くのです。

覚悟が決まったときの彼らの表情は、まるで別人でした。

走ることそのものの楽しさに気づけた彼らの表情は、喜びに満ちていました。

そうそう!私が働く現場で起こしたいのは、まさにこれです!

かつて私も、働く意味を見失っていた時期がありました。

部下は不満ばかりで、チームはうまくいかず成果も出ない。

「ここで働く意味って何だろう?」と迷いがでるようになりました。

そんな私を救ってくれたのは、“働く目的を自分の感覚で取り戻すこと”でした。

環境が変わったわけではありません。

変わったのは、私の“内側”でした。

自分の中に情熱が戻り、「何のためにやるのか」が腹落ちした瞬間――恥ずかしさやためらいにとらわれずに動けるようになりました。

周囲を巻き込み、仲間と共に夢中で仕事を楽しめるようになったのです。

そして結果として、成果も自然とついてきました。

人は、評価を得るためや孤立を避けるために動いているうちは、どこかで迷い、挫折に弱くなります。

けれど、自分の「何のために」が明確になった瞬間、その人の表情も、エネルギーも、行動も変わります。

働く喜びとは、他者の期待を満たすことではなく、自分の感覚で「やりたい」「意味がある」と思えること。

一人ひとりがその感覚を取り戻し、共通の目的でつながる組織は、何よりも強いです。

一人ひとりが「何のために走るか」を自分の言葉で語れたとき、組織は本当の強さを発揮します。

走る意味を、共に見つけていきましょう!

もう一段飛躍したい、社員をもっと生かしたい。

そんな経営者の挑戦を、これからも応援していきます!

本日の問いかけあなたと社員さんたちは、どんな想いで走っていますか?
一覧に戻る

サービス紹介

社員が自然とやる気になり成果が上がる組織にしたい経営者様のための五感思考マネジメント

よくある質問

お問い合わせ

↑
MENU
TOP