ヒカルの碁に学ぶ良い指導者が持つ2つの条件とは?
【五感思考day2626】
こんにちは!
人が自立的に動き、グングン成果が出る仕組みをつくる
組織づくりコンサルタントの大図美由紀です^ ^
本日も、ブログをお読みいただき、ありがとうございます。
7月から経営者の囲碁部に参加しており、今月もまた顔を出す予定です。
囲碁を始めたばかりの私は、オススメされたアニメ「ヒカルの碁」を観てみました。
まだ数話だけですが、囲碁のルールや打ち方が分かるかな?上達のヒントが得られるかな?と期待したものの、それはさっぱり。笑
ですが、“人材育成”や“指導のあり方”のヒントがありました。
物語は、平凡な小学生ヒカルが、天才棋士の霊・藤原佐為に取り憑かれ、囲碁の世界に巻き込まれていくところから始まります。
佐為はただ強いだけではなく、素晴らしい指導者なんです!
この先、ヒカルをいいプレイヤーに導いていくんだろうなというのが、容易に想像できます。
なぜ、佐為をいい指導者だと思ったか?
まず、佐為は何より囲碁が大好きです。
打つことそのものを楽しみ、常に「神の一手」と呼ばれる最高の一手を目指している。
溢れる向上心と情熱が、周囲を自然に巻き込みます。
人を育てる立場にある者にとって、これは大前提ですよね。
自分がその分野を楽しんでいなければ、人に本気で伝えることはできません。
さらに、注目したのは、佐為の指導スタイルです。
彼は状況に応じて大きく4つの関わり方を使い分けています。
1.自ら見本となる打ち方をする
2.あえて相手に考えさせる打ち方をする
3.本気で勝負を挑む
4.本人にまるっと任せる
指導する目的に合わせて、どの関わり方を選ぶのかを切り替えているのです。
これを経営相談や人材育成に置き換えると、とても分かりやすいと思います。
私がクライアントさんの相談に乗るときも同じです。
状況や内容によって、4つの関わり方を使い分けています。
1.フレームワークを伝える
問題解決をするためのフレームワークをお伝えし、考えていただきます。
2.コーチングする
相手が答えを導き出せるよう、「何に困っているのか?」「どうなったらいいのか?」「何から始めたいか?」と想いや考えの整理をお手伝いします。
3.アドバイスやアイディア出しをする
私の知識や経験をお伝えしたり、一緒にアイディアを出し、すぐ実践できるやり方を考えます。
4.傾聴する
ちょっと気になることを聞いてほしい、スッキリしたい時などは、話をうんうんと聞きます。
相談を受けた相手が「何を得たいのか」「どんな成長を望んでいるのか」によって、適切な関わり方は変わります。
多くの経営者は、つい「アドバイス」が多めになりがちです。
もちろんそれは必要ですが、そこに「コーチング」や「傾聴」が加われば、社員の主体性を引き出し、成長を大きく加速させることができます。
指導者自身の関わり方に幅があることが、組織の可能性を広げていきます。
ヒカルの碁を観ながら、改めて「人を育てるとは、自分が楽しみ、本気で向き合い、関わり方を自在に選ぶことなのだ」と感じました。
社員の力をもっと生かしたい。もう一段飛躍したい。そんな経営者をこれからも応援していきます!