社員の残業がみるみる減った伝え方とは?
【五感思考day2432】
こんにちは!
人が自立的に動きグングン成果がでる仕組みをつくる
組織づくりコンサルタントの大図美由紀です^ ^
本日も、ブログをお読みいただき、
ありがとうございます。
経営者からよく伺うお困りごとの1つが、
です。
私がサポートさせていただく企業は、医療や建築・建設など、職人気質の方が多いです。
ですので、経営者や管理職の方も、お仕事の中で磨かれてきたご自身の感覚を大事にされていらっしゃる方が多いです。
ご自身がパフォーマーとして自分の力を発揮する分には、自分の感覚を大事に「とにかく頑張る」「やれるだけやる」は、いい成果が出るでしょう。
しかし、部下をマネジメントしていくに当たっては、これでは伝わりません。
部下にツタワル伝え方をする必要があります。
以前、クライアントさんのある部長が、部署全体の残業が多くて、困っていました。
部長はプレイングマネージャーで、部の中で誰よりも業務を背負って、いっぱいいっぱいになっている状態でした。
そこで、部署全体の残業を減らす相談にのりました。
どうやら「減らそう!」と言っているだけのようでした。
上司が言っていることが、部下に伝わらない場合、指示が抽象的になっていることが多いです。
今回のケースもいつまでにどのくらい減らせばいいのかが曖昧でした。
そこで、理想の状態、つまり、部署の月の残業の合計時間がいくつになればいいのか、そして、それをいつ達成するのか、さらに、どのようなペースで達成するのかを決めていきました。
まずは、部署全体の目標が決まりました。
チームの目標設定のコツもあるのですが、長くなりそうですので、またの機会にしますね。
次に、部員さんには、部署全体の目標を伝えると同時に、個人の目標を分割して伝えました。
「1日〇時間以内に抑えること。」
モチロン、多い日、少ない日も出てくると思いますので、平均でOK。
さらに、残業時間を書き込む一覧表を作って、事務所の壁に貼り、帰り際に書き込んでもらうようにしました。
毎日、書き込むという行動をすることで、個人の意識づけが強化されます。
しかも、早帰りできた時は、自分の成果を目で確認することができます。
自分が頑張ったことが、記録として残っていきます。
また、一覧表にして、見えるところに貼っているので、みんながどれくらい頑張っているかも、分かるようになります。
「自分だけ足を引っ張れないな」となります。
こうして、
1.具体的な小さな目標を設定
2.見える化
3.仲間と共有されるようにした
だけでも、残業が減っていきました。
その後、他にも業務を効率化していくためのアイディアを、みんなで話し合いながら出し、さまざまな実践をしていきました。
業務効率化を進めたり、新しいアイディアもドンドン出しながら、活気のある雰囲気です。
ドンドン行動して目標が達成されて、仲間と喜びあうサイクルが回れば、仕事は楽しくなりますよね。
先日、中途入社の新入社員さんと面談をした際には、
とおっしゃってくださいました。
とても嬉しかったです。
もっともっとチームを育てる喜びや一緒に達成感を感じる喜びを味わう方が増えますように。
御社でも試してみてくださいね。
もう一段飛躍したい、社員さんをもっと生かしたい、そんな経営者を応援しています!