年配社員のやる気に火をつけるには?
【五感思考day2421】
こんにちは!
人が自立的に動きグングン成果がでる仕組みをつくる
組織づくりコンサルタントの大図美由紀です^ ^
本日も、ブログをお読みいただき、
ありがとうございます。
昨日は敬老の日。
内閣府が今年発表した統計によると、総人口に占める高齢者(65歳以上)の割合は29.3%
過去最高です。
仕事に就いている人の割合でも13.5%と、7人に1人が高齢者。
就業者の高齢者が占める割合は、これからも着実に増えていきますよね。
ご年配の社員さんたちにいかに活躍してもらうかは、一企業としての発展という視点だけでなく、社会問題の解決にとっても大事です。
そうは言っても、年齢を重ねると、ちょっと疲れちゃったり若い人たちについていけないなんて方もでてきますね。
以前、クライアントさま先でご相談にのらせていただいたご年配の部長さんも、無力感や徒労感を感じていらっしゃるお1人でした。
クライアントさまは、ここのところ新卒採用に力を入れてきたため、若い人たちが職場に増えています。
まずは、部長さんに今の気持ちを伺っていきました。
すると、胸の中にモヤモヤと抱えていた気持ちをつれづれ話してくださいました。
「若者の社会人としての未熟さに『まだまだだなー』と思うと同時に、彼らのように遅い時間まで残業できるパワーは、もう自分にはない。
なんだか、若い人たちと馴染めなさを感じる。
また、新しい機械が入り、今まで職人芸が求められてきたことも、ある程度、機械がやってくれるようになりました。
そんな中、自分は新しい機械の使い方を覚えることに四苦八苦してしまう。
自分はこの会社にもう必要とされていないんじゃないか、お荷物になっているんじゃないか」
ひと通り話しきったら、少しほっとされたようでした。
その後、今までどんな想いでお仕事を頑張ってきたのかとか、お仕事をする上で大事にしていることを伺っていきました。
話を続けていく中で、彼の表情がイキイキしだして、そのうち、ハッとした顔をしました。
と彼の強みで会社に貢献できることを見つけられました。
怒りや焦り、不安や不満。ネガティブな感情を感じると、人はマイナス思考のスパイラルにハマりがちです。
実態以上に現状を悲観的に捉えてしまいます。
しかし、自分の中で考えていることを言葉にして吐き出し、受けとめてくれる相手がいれば、現状を客観的に見られるようになっていきます。
さらに、その人の頑張ってきたことや大事なことを引き出させると、相手は自然と自分がやれることに気づいていくものです。
どんな人にだって、頑張ってきたことや大事にしたいことがあります。
ぜひ、社員さんの話を聞いて、やる気のタネを引き出してみてください。
もう一段飛躍したい、社員さんをもっと生かしたい、そんな経営者を応援しています!