社員を動かすヒントと神社の話
【五感思考day2315】
こんにちは!
ワクワク働きたい組織づくりパートナー、
ビジネスコーチの大図美由紀です^ ^
本日も、ブログをお読みいただき、
ありがとうございます。
最近、いろんな方とリアルでお会いする機会を増やしています。
先日は、コンサルタント仲間でランチ会。
多岐におよぶ雑談の中で東北の震災の話題になり、神社は災害時の避難場所だという話が出ました。
たしかに、神社は高台や地盤が固いなど、災害に強い場所にあることが多いでしょうか。
私は水戸の田舎育ちですが、子どもの頃に祖父母から「地震や川の氾濫など何かあったら、天神坂を登れ」と言われていました。
天神坂を登った場所に、天神さま(小さな神社)が祀られていました。
そして、いくつかの地域行事に天神さまへのお参りが盛り込まれていました。
神社へのお参りは、信仰心もあるけれど、恐らく、避難訓練の意味もあったのでしょうね。
日常の生活の中にお参りの習慣があることで、自然に避難場所への道を覚え、有事の時に迷わず逃げられるようになる。
昔の人の知恵ってスゴイですね!
そして、昔は、地域の小さなコミュニティの中で生活していたから、人生の先輩たちがおっしゃっていることを、意味が分からなくても「そんなもんか」と思ってやっていた。
実際、我が家も地域行事や慣習に欠かさず参加していました。
子どもの私が親に「お参りめんどくさい。遊びに行きたい」と言っても、「お参り行かなければバチが当たるぞ」的なことを言われれば、従っていました。
地域の方々もみなさん参加してましたしね。
しかし、今は、「みんながやっているから」「今までやってきたから」では、行動しない人も多いです。
社内の仕事ややるべきことでも、「今までやってたんだからやれ」では、動かない社員さんが増えてないでしょうか?
「いいからやれ」「とにかくやってみろ」では、動かない。
「いいからやれ」「とにかくやってみろ」では、むしろ、相手にやらされ感を増やしてしまいます。
なぜでしょうか?
それは、昔と違って今はいくらでもネットやAIで情報が取れるからです。
溢れる情報の中から、何が自分にとって必要なのか、取捨選択をしなければならない時代になりました。
特に、若者は手に入れた情報から何をするかを判断する力が強いです。
手に入れた情報が必要ないと思えば、別の情報を取りに行きますし、他の情報もいくらでもあります。
ですので、若者に伝えたことをやらないと思ったら、こちら側の情報提供が足りないことも多いです。
昔、自分たちが先輩や上司から受けた指示と同じ情報では足りないです。
特に、伝え漏れがちなのが、「何のためにやるか?」、つまり、目的です。
先のお参りを例にとれば、「お参りには行くもんだ」だけでなく、「災害時に混乱しても安全に避難できるようにしておくため」「心を整えるため」と目的も伝えたい。
目的が分かったら、より「やった方がいいな!」となり、前向きに参加してくれます。
避難訓練の目的もあると知ったら、神社に向かう道のりも意識して、歩いてくれます。
より目的に沿った意図で考えながら、行動をしてくれます。
社員さんにより前向きに動いてもらうためにできる一工夫「目的もあわせて伝える」、ぜひ、試してみてください。
もう一段飛躍したい、社員さんをもっと生かしたい、そんな経営者を応援しています!