任せるとはあなたの仕事がなくなる訳ではありません。
【五感思考day2226】
こんにちは!
ワクワク働きたい組織づくりパートナー、
ビジネスコーチの大図美由紀です^ ^
本日も、ブログをお読みいただき、
ありがとうございます。
よく聞くお困りごとです。
先週も、このままの言葉を何度も伺いました。
このようなご相談で状況を詳しく伺っていくと、「任せる」ではなく「放置」になっていることが多々あります。
「任せる」とは何をすることでしょうか?
自分がやっていた業務を社員の担当にすること。
そして、社員さんも、自分がやっていたようにその仕事をやってくれるんじゃないかと期待すること、でしょうか?
といった発言をよく伺います。
ただポイって仕事をお願いして、できる社員もいます。
「仕事なんだからしっかりやれよ!」という気持ち、めちゃめちゃ分かります。
でも、大抵の場合、社員さんはあなたと同じようになんてできません。
もしやれていたら、その社員さんは社長の器です。
一般的に、とーっても優秀な社員さんでも、パフォーマンスは「社長の3分の1」です。
「任せる」とは、あなたの業務を社員に振るから、社員さんが代わりにあなたがやっていた業務をやってくれて、あなたから仕事がなくなることではありません。
こう考えてもいいですが、そうすると、先のように「社員がやってくれない」ループにハマりがちです。
「任せる」とは、あなたが業務ではなくて人(社員)をみるようになることです。
任せたら、業務をしなくていいから、仕事がなくなるのではありません。
任せたら、業務を見るのではなく、人(社員)の成長を促すことが、あなたの仕事になるということです。
あなたの仕事が一段上になると言うと、語弊があるかもしれませんが、あなたの仕事が変わるんですね。なくなるのではなくて。
ですから、大抵の方にとっては、最初は、任せた後は、任せる前より大変に感じるんじゃないでしょうか。
あなたの仕事内容は違うものになり、ある意味、レベルアップするわけですからね。
ですので、「任せたから楽になると思ってたのに、楽にならない」と、社員さんに怒ってしまうのは、少しモッタイないです。
お互いに成長がなくなってしまいますからね。
モチロン、「任せる」は、マネジメントの技術力アップに取り組んでいけば、どんどん楽にできるようになります。
業務のマネジメントではなくて、人のマネジメントができるようになってくると、チームとして出せる成果も喜びも無限大です。
ひと昔前までは、部下に業務の進め方を教えるだけで、部下が成果を出してくれたかもしれません。
しかし、今は、教えるだけではダメで、部下が自分で考えて動けるように関わることが、求められていますよね。
社員が自分で考えて動けるようになる関わり方は、イロイロあるのですが、その1つが「待つ」。
「待つ」は、ただ待ってればいいんじゃなくて、社員を「見守る」感じです。
社員の様子を観察して、考えて動いて、進んでるなと思う時は、そのまま見守る。
社員が困ったら、いつでもあなたにサポートを仰げる関係性(場)をキープ。
このままだと上手くいかないと思ったら、教えたり、代わりにやることより、社員が1歩先を考えられるよう、問いかける。
詳しく書くと終わらなくなりそうなので、今日はこの辺で。
今日のまとめは、「任せる」とは、あなたが業務ではなくて人(社員)をみるようになることです。
「任せる」とは、あなたの仕事が新しいものになることなんですね。
いろんなコツや考え方を、毎日コツコツ、こちらのブログでお伝えしていきますので、参考にしていただけたら、幸いです。
頑張りましょう!
もう一段飛躍したい、社員さんをもっと生かしたい、そんな経営者を応援しています!