社員の「要望を聞く」と「甘やかす」の違いとは？

【day2066】

こんにちは！

ワクワク働きたい組織づくりパートナー、
ビジネスコーチの大図美由紀です^ ^

本日も、ブログをお読みいただき、
ありがとうございます。

以前、ある会社の取締役とこんなお話をしました。

取締役

古参の社員が、全然、仕事をしないんです。

大図

えっ？全然、仕事をしないっていうのは、どういうことですか？

取締役

営業の仕事をしてもらってるんですけど。で、売上はとってくるんですけど、値引きしまくるんで、利益がほとんど出てない状態なんです。なのに、俺は仕事してるって、偉そうなんですよ！！

大図

うわー。そうなんですか。

取締役

最近、口きいてないんで、仲良くしなくちゃとは思ってるんですけど。

大図

えっ！？仲良くって言うか、評価を売上基準ではなく利益基準にするなど、会社が求めていること、つまり、目標をちゃんと伝えてあげることをした方が、いいんじゃないですか？

大図

利益出してないのに、俺は仕事してるって言ってるってことは、その社員さんは目標が理解できていないんじゃないかと。

取締役

そうですね。一度、社長と相談してみます！ありがとうございます！

会社を経営していくには、利益はとても大事です。

生命線です。

利益を気にされない経営者は、いないでしょう。

しかし、社員さんが同じような意識でいるとは限りません。

ここで、やるべきことは、現状と目標に対するお互いの認識を一致させることです。

そして、目標を達成できるようなアクションプランを立て、実行できるように関わっていくことです。

また、求められる役割や与えられた業務を遂行していないのに、社員さんが反抗的な態度だった場合、経営者がやることは、仲良くして甘やかすことではありません。

社員が不適切な行動をとっているのに、それをOKとするような関わりをしてしまいますと、社員は経営者からOKが出てると思い、不適切な態度が加速してしまいます。

信頼関係を作ることと甘やかすことは、違います。

甘やかすと、相手の依存を促します。

五感思考マネジメントでは、依存的な社員ではなく、自立的な社員が育つ関わりをしていきたいんです。

お互いに自立した信頼関係を築きたいんです。

依存を育てているか自立を育てているかの判断ポイントは、あなたの関わりが、相手の成長に繋がっているか、相手が自分らしく活躍していくことに繋がっているか、です。

ぜひ、参考にしてみてくださいね。

もう一段飛躍したい、社員さんをもっと生かしたい、そんな経営者を応援しています！