専業主婦→700人雇用の経営体験からの学び
【day2062】
こんにちは!
ワクワク働きたい組織づくりパートナー、
ビジネスコーチの大図美由紀です^ ^
本日も、ブログをお読みいただき、
ありがとうございます。
先日、所属している埼玉中小企業家同友会・東彩支部の例会に参加してきました。
同友会は、人を生かす経営を学び合う団体です。
例会では、報告者に自社の経営体験を語っていただき、それをネタにグループディスカッションをします。
今回の報告者は、株式会社コマームの取締役会長、小松君恵さんでした。
コマームは、保育・子育て事業をしています。
1995年、40歳の時に、主婦3人で起業。
君恵さんの旦那さまの会社の事務所を間借りして、小さくスタートしました。
それが、28年経って、現在では、埼玉県内に約50拠点、スタッフさん約750名の大きな企業に成長。
3年前に息子さんに事業承継もしてと、素晴らしいですよね!
とは言え、順風満帆ばかりだったわけではありません。
創業メンバーで、今後の方向性で意見が分かれ、分裂。小規模のままでいくのか、拡大路線でいくのか。
拡大路線を選択し、増えたスタッフさんたちにトップダウンで関われば、社員は引くばかり。
労働争議や、絶え間ないスタッフ間のいざこざなど、さまざまな課題を乗り越えての今。
たくさんの山あり谷ありの経営体験を伺いました。
たくさんの学びがあり、ブログで共有したいことも山ほどあるのですが、本日は、印象に残ったことを1つだけ。
「弱みを補い合えるようになってきたら、組織になってきた」です。
市場のニーズに応えるまま、仕事が増え、スタッフが増えていく。
しかし、なかなか”組織”にならない。
組織になる転機となったのが、「弱みを補えるようになった」とのことでした。
自分の弱み(凹)は他人の強み(凸)を活かすためにあるのだけれど、実践するのはなかなか難しくないですか?
自分の強み(凸)を活かすのは、経営者なら、多くの方がやってらっしゃると思うんです。
ちなみに、昔の私は「オレについてこい」タイプのリーダーでした。
「ついてこい」と言うより「オレの言うとおりにヤレ」ともっと威圧的な感じでした。苦笑
強いリーダーをやろうとしていたので、弱みを見せることができませんでした。
ですので、周りに頼ることができませんでした。
部下にも同僚にも上司にも。
触るものみな傷つけるナイフのように尖ってました。
精神的に苦しかったです。
もっと自分や周りの凸凹を知り、いい意味で頼り合えたら、良かったのになーと、つくづく思います。
経営者として、組織のリーダーになると、完璧なリーダーになろうとしてしまうことありませんか?
自分の凸凹を知り、社員さんたちの凸凹を知り、協力し合えるといいですね。
経営の神様、松下幸之助さんも『体が弱かったから、他の人に頼ることが出来た』とおっしゃっています。
ご自身の凹を把握して、周りを凸を活かした、いい事例ですね!
「凸で信頼され、凹で愛される」というチームづくりの格言があります。
ご自身と社員さん、社員さんどうしでも、凸で信頼され凹で愛されるいい組織をつくっていきたいですね!
もう一段飛躍したい、社員さんをもっと生かしたい、そんな経営者を応援しています!