なぜ社員はあなたが言ったことをやらないのか?
【day2028】
こんにちは!
ワクワク働きたい組織づくりパートナー、
ビジネスコーチの大図美由紀です^ ^
本日も、ブログをお読みいただき、
ありがとうございます。
というお困りごとをお持ちの経営者の方は多いです。
社員さんが動かない理由としては、さまざまことが考えられます。
先日、ご相談にのったクライアントさんは、その後、ちょっとした工夫をしただけで、社員さんの動きが変わりました。
なぜ、社員さんが動かなかったのでしょうか?
それは、「あなたが言ったこと」が曖昧な言い方だったんです。
”曖昧な”というのは、あなたが頭の中で相手にやってほしいとイメージしたことと、相手が頭の中でイメージしたことが違うものになってしまう余地があるという意味ですね。
例えば、
という指示。
まず、「すぐ」は曖昧です!
「すぐ」は、相手によってイメージすることが違います。
例えば、「今日中」と受け取る人もいるでしょう。
また、「今取り掛かっていることが終わったら」とイメージする人もいるでしょう。
他には、「会話の直後」だと思う人もいるでしょう。
「14時まで」と捉える人もいるでしょう。
次に、「連絡してくれ」も曖昧ですね。
「連絡」の手段は、何なのか?
電話?メール?チャット?
「連絡する」内容も、何なのか?
曖昧な部分があると、相手が自分の意図と違う行動をする可能性があります。
モチロン、常に、すべてのシチュエーションにおいて、具体的に伝えなければいけない訳ではありません。
過去に同じ経験をしている2人でしたら、同じことをイメージをするでしょう。
ゴールや判断基準を共有できているメンバーでしたら、同じことをイメージするでしょう。
お互いが同じことをイメージできて、期待する行動と実際に相手がとる行動に差がでなければ、はしょって伝えて、大丈夫です。
ツーカーの仲であれば、すべて「つう」と「かあ」で、大丈夫です。笑
具体的に伝えすぎたら、時間が足りなくなるかもしれませんからね。
先の指示「すぐに○○さんに連絡してくれ!」も、具体的に伝えたら、
「この指示を聞いた直後に、製造部に○○さんから依頼されている案件AB-12の製品が仕上がるのが何月何日何時なのかを確認する。○○さんの電話番号〇△◆に電話をかけ、AB-12の製品お届け日が遅延することについて謝り、(中略)・・・まで終わったら、自分に口頭で報告するように。もし○○さんがお届けの遅延について了承しない場合は、(後略)」
と長々伝えなければならないのも、めんどくさいです。
とは言え、はしょって伝えることで、自分が期待することと社員さんが異なる行動をしたなら、もう少し具体的に伝えてみてほしいんです。
と社員さんがこちらの頭の中でイメージしていることを推測できるようになるまで、プンプンしているより、早いはずです。
経験が長いベテランや、優秀な方、視座が高い上長は、どうしても指示が抽象的になりがちです。
人は、一旦できるようになると、いくつかの行動をまとめて1つの抽象的な言葉として、脳が処理しようとします。
その方がイチイチ説明するより楽だからですね。
つまり、指示が抽象的になりがちなのは、それだけあなたが経験を積み重ねてきた証拠であり、優秀だからです。
とは言え、まだこれからな社員さんにできるようになってもらうには、具体的に伝えて、ひとまず行動してもらうことも1つの手です。
具体的に伝える、ぜひ、意識してみてください。
もう一段飛躍したい、社員さんをもっと生かしたい、そんな経営者を応援しています!
本日のチャレンジ課題社員さんにより具体的に伝えてみましょう