星野リゾートのマスク外しは「個人の判断に委ねる」に反しているのか?
【day1921】
こんにちは!
ワクワク働きたい組織づくりパートナー、
ビジネスコーチの大図美由紀です^ ^
本日も、ブログをお読みいただき、
ありがとうございます。
5月8日以降、新型コロナが5類に移行します。
踏まえて、企業側も対応やルールの変更がでてきますよね。
先日、星野リゾートの星野代表は、スタッフのマスク着用について、次のように発表しました。
コロナウィルス感染症が2類から5類に変更される5月8日、昼の12時から星野リゾートは全員でマスクを外すことにしました。接客サービスで笑顔は大切な要素。待ちに待ったこの機会に、いち早くマスクを外し、笑顔で皆様をお迎えしようと考えています
すると、 SNSで猛烈な批判が殺到。
批判は、
《マスク外したい従業員は自由にしたらいいと思うけど、全員外します!はちょっとついていけない》
といった内容です。
もし、健康上の理由などでマスク着用を継続したいスタッフにも、マスク外しを無理強いしているなら、問題があります。
しかし、私はそのようには読めませんでした。
お客様に対する事前説明ですよね。
事前に発信をすることにより、むしろ、スタッフを守っていると感じました。
政府の発表では、マスク着用について「個人の判断に委ねる」としています。
プライベートであれば、個人の判断の結果、起こったことに対して、本人が全責任をとれます。
しかし、仕事中は、個人の判断の結果の行動も、お客さまから見れば、組織の1人としての行動に見られてしまいます。
経営者は自分で自分の責任をとれますが、1スタッフの言動の責任は上司や経営者がとることになります。
世間的には、マスク着用の同調圧力の方がまだ大きいと感じます。
つまり、外したくても外しにくい。
そのような状況下では、スタッフはリスクを避ける方向に流れます。
そこで、星野代表は、組織としての方向性を示したという点において、素晴らしいです。
仕事上のルールは、個人の尊厳を奪うものであってはならないと思います。
しかし、お客様によりよいサービスを提供するため、社員が安心安全に働けることを守るため、同じ方向を向いて仕事をするための、組織の方向性とルールはあった方が、みんながハッピーですよね。
みんなは、経営者、社員、お客さま、関わる方すべてです。
モチロン、ルールの決め方や決まった後の伝え方、運用についてどのような形がいいかは、組織によって案件によって、異なります。
ですので、今回の星野リゾートの件、会社の方向性を明示したことは、素晴らしい。
なお、マスク着用の是非は、組織によって違うでしょう。
ルールの決め方や決定事項についての社員さんの理解や同意具合などは、発表からは分からないので、みなさまがワクワク働ける状態だといいなです。
経営者も社員も理想に向かってワクワク働けて、グングン伸びる組織をつくっていきたいですね。
もう一段飛躍したい、社員さんをもっと生かしたい、そんな経営者を応援しています!
追伸:ちなみに、私のサポート時のマスク着用ルールは、3月13日以降、クライアントさんにご意向をお伺いして、合わせています。
どちらでもよければ、外しています。
結果として、医療関係などでは着用していますが、着用していないことの方が多いですね。
コロナ禍が終わろうとしていますね!