社員にイライラした時の5つの処方箋その4
【day1908】
こんにちは!
ワクワク働きたい組織づくりパートナー、ビジネスコーチの大図美由紀です^ ^
本日も、ブログをお読みいただき、
ありがとうございます。
この3日間に続き、社員さんに対してイライラする気持ちとどう付き合えばいいか「5つの対応策・その4」をご紹介させていただきます。
先日、ある経営者の方が、
とおっしゃっていました。
ぜひ、根本的な解決策を見つけたいところです。
しかし、イライラしたまま解決策を探しても、あまりいいアイディアが出なそうですよね。
自分がいい状態でいるから、いい解決策が見つかります。
ご紹介する方法を試してみてください。
さて、4つ目は、ネガティブな感情をモチベーションのタネにする、です。
モチベーションの素は2種類あります。
「ポジティブな感情からくるパターン」と「ネガティブな感情からくるパターン」です。
ポジティブな感情からくるパターンを「快追求型」と言います。
素晴らしいことが待っている、これがやれたらとっても嬉しいなどが実現出来ると思うと、頑張れるパターンです。
一方、ネガティブな感情からくるパターンを「苦痛回避型」と言います。
辛かったり大変な経験をしたくないから、それらを避けるために頑張れるというパターンです。
「快追求」でモチベーションを上げようと思ったら、
・これをやったら、昇格昇給が待ってるよ。
・これが出来たら、褒めてもらえる。
・これを実現したら、お客様の○○さんが、喜んでくれるに違いない。
と伝えていく。
「苦痛回避」でモチベーションを上げようと思ったら、
・これがやれなかったら、降格降給にするぞ。
・これが失敗したら、怒られる。
・これが、お客様に迷惑をかけて、クレームがくるかも。
とハッパをかけていくと、いいです。
例えば、社員さんが、何度言っても同じ間違いをするので、イラっとしてしまった。
これでモチベーションを上げようと思ったら、「苦痛回避」が適用できます。
”こんな感情を二度と味わいたくないから”、
・人に仕事をお願いする場合には、丁寧な説明をしよう。
・社員さんが出来ることから、ステップを踏んで、仕事をお願いするようにしよう。
・日頃から、信頼関係をもっと築いておかないといけないな。
・もっと尊敬される上司でいよう。
と考えられますね。
イラっとした感情を無駄にせず、自分を奮起させる材料にしてしまうんです。
ちなみに、「快追求」と「苦痛回避」は、人によって得意なパターンが違ったり、同じ人でも対象・案件によって違います。
これは、自分にも相手にも使えます。
自分や相手のモチベーションが、どちらのパターンで上がるのかを確認しながら、関わってみるのはオススメです。
このパターン分けはメタプログラム(思考のクセをパターン分けしたもの)と言って、たくさんの種類があります。
また別の機会に、ご紹介出来たらと思います。
私は、メタプログラムと出会ったことで、相手の思考パターンは自分と違うんだなと、だから、その相手に応じた対応が必要なのだと、まざまざと実感する経験をしました。
また長くなってきましたので、つづきは明日に。
もう一段飛躍したい、社員さんをもっと生かしたい、そんな経営者を応援しています!