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危機感のない社員を動かす方法

2022.08.09 by 大図美由紀

【day1651】

こんにちは!

ワクワク働きたい組織づくりパートナー、
ビジネスコーチの大図美由紀です^ ^

本日も、ブログをお読みいただき、
ありがとうございます。

経営者とお話していると、

社長
社員が不満ばかり言ってやることやらない。
社長
管理職が、全然、部下の面倒をみない。
社長
社員に、全然、危機感が感じられない。
社長
社員のやる気がなくて、困る。もっと自主的に動いてもらいたいのに。

などなど、たくさんの社員さんに関するお困りごとを伺います。

まぁ、社員さんに関するお困りごとが全くないという経営者は、まず、いないですよね。

五感思考マネジメントのベースとなっているアドラー心理学の創始者アドラーも、「人間の悩みは、すべて対人関係の悩みである」と言っているくらいです。

ちなみに、アドラーは、フロイト、ユングと並び「心理学の三大巨頭」言われていますが、日本では「嫌われる勇気」と「幸せになる勇気」の本が大ベストセラーになって、メジャーになってきましたね。

本日は、

社長
社員にいくら言っても、ダメなんだよ。どうしたらいいんだろね?

という方に、読んでいただきたい話をご紹介です。

デール・カーネギー著「人を動かす」に記載されている「エマーソン親子の子牛」です。

エマーソンとそのむすこが、子牛を小屋に入れようとしていた。ところがエマーソン親子は、世間一般にありふれた誤りをおかしたーー自分たちの希望しか考えなかったのである。むすこが子牛を引っぱり、エマーソンがうしろから押した。子牛もまたエマーソン親子とまったく同じことをやったーーすなわち、自分の希望しか考えなかった。四肢を踏んばって動こうとしない。

見かねたアイルランド生まれの女中が、加勢にやってきた。彼女は、論文や書物は書けないが、少なくともこの場合は、エマーソンよりも常識をわきまえていた。つまり、子牛が何を欲しがっているかを考えたのだ。彼女は、自分の指を子牛の口にふくませ、それを吸わせながら、やさしく子牛を小屋へ導き入れたのである。

いかがでしたでしょうか?

カーネギーは、自分の希望ではなく、相手の立場に立ち相手の望むものを与えることによって、人は動くと言っています。

コーチングをやっていると、

社長
社員にいくら言っても、ダメなんだよ。どうしたらいいんだろね?

と社員育成にお困りの社長さんから、

社長
こういう時は、怒っちゃダメなんでしょ?ホメるんでしょ?

と言われます。

この時の私の回答は、こうです。

大図
私も怒る時はあります。怒ることによって、相手が奮起して頑張ってくれるなら、怒ったらいいと思います。でも、怒って上手くいってないんだったら、別のやり方を試してみるのは、いいですよね?

ぶっちゃけ、手段は違法なことでなければ、何でもいいと思っています。

私がこだわっているのは、結果です。

結果は、相手になってほしい状態のことです。

例えば、

・社員さんが前向きな気持ちで意欲的に仕事に取り組んでくれる。

・管理職の下で部下がどんどん育っている。

・他部署間で協力的な連携が取れるようになった。

・社員さんが顧客目線で考えるようになった。

などですね。

1つの手段にばかりこだわっていると、得たい結果を得ることは、難しいかもしれませんね。

コーチングの師匠に教わった言葉に、「Do More, Do Something Different.」という言葉があります。

「上手くいっていることは、そのまま、もっとやってみよう。そうでないものは、違うことをしてみよう。」という意味です。

違うことをやってみたら、必ず、今までとは違う結果が、返ってきます。

社員育成で悩まれ、五感思考マネジメントを使って社員育成を始めたクライアントさんたちからは、

社長
管理職の下で部下が育つようになってきました!
社長
社員が以前よりしっかりしてきたよ。自分で考えて、意見を言ったり、行動してくれるようになった。

とおっしゃっていただきます。

あなたがこだわりたいのは、手段ですか?結果ですか?

ぜひ、いろいろ試してみてくださいね。

もう一段飛躍したい、社員さんをもっと生かしたい、そんな経営者を応援しています!

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