社員と心を合わせてゴールに向かうには?
【day1639】
こんにちは!
ワクワク働きたい組織づくりパートナー、
ビジネスコーチの大図美由紀です^ ^
本日も、ブログをお読みいただき、
ありがとうございます。
JR九州で、職員がコロナの感染者や濃厚接触者が増え、列車の通常運行が難しくなり、120本の特急列車が運休となりました。
以前に比べて第7派は、死亡や重傷化リスクは初期の頃に比べて減っているようですが、発症して体調を崩している方は無理せずお休みしていただいた方がいいです。
日本政府は、収束までのプロセスをどう描いているんでしょうか?
重傷化リスクが低いなら、気にせず経済を回そうなのか。
これだけ体調不良者がでて、社会インフラに支障がでるなら、もっと感染対策を進めようなのか。
これをきっかけにDXを進めて、ライフスタイルや働き方を見直そうなのか。
特効薬の開発支援に力を入れようなのか。
どこにどれだけ注力しようなどの、判断の軸をどこに置いているのでしょうか?
国民の生活を守るリーダーは、大変ですね。
まるで、リアル「暴走トロッコ問題」が繰り広げられているようです。
「暴走トロッコ問題」とは、イギリスの哲学者フィリッパ・フットが考えた問題です。
トロッコが暴走し始め、制御不能になりました。
線路の先には、5人の作業員がいます。
このままでは、5人とも、ひき殺してしまいます。
あなたは、線路の分岐点におり、あなたがレバーを引けば、トロッコを、もう1本の線路へ走らせることができます。
しかし、もう1本の線路には、1人の作業員がいたのです。
つまり、あなたが、レバーを引けば、1人の作業員が死んでしまいます。
あなたは、そのままトロッコを走らせますか?それとも、レバーを引きますか?
今度は、あなたは、橋の上から、暴走するトロッコを見かけます。
そして、隣には、巨漢で上半身が特に太った人が、身を乗り出して見ています。
バランスが悪そうなので、少し押せば落ちて、トロッコの暴走を止められそうです。
押しますか?押しませんか?
押せば、巨漢の方は助かりませんが、作業員の5人は助かります。
あなただったら、どうしますか?
これは、「正義とは何なのか?」を考える問題です。
そして、何を判断基準にするか?
①数で判断するのか?
犠牲者が、5人なのか1人なのか?
②手段で判断するのか?
見殺しだから事故?レバーを引いたり、押したり?
③対象で判断するのか?
誰が犠牲になるのか?
正義は何か?どれが正解か?
絶対的な正解はありません。
正義は、1つではないんです。
人の数だけ、正義がありうる。
例えば、犠牲になる人が身内だとしたら、守りたくなりますよね。
会社経営においても、難しい問題に直面し、決断を下さなければならないこと、いくらでもあると思います。
会社経営においては、最終責任者である経営者の決断が、最終的には会社の正義になります。
しかし、社員全員が同じ正義を持っているとは限りません。
それでは、社員さんたちに、自分と同じ方向をむいてほしい。全社一丸となって、前に進みたいと思ったら、どうすればいいか?
まずは、人の数だけ正義があることを、忘れないこと。
そして、自社にとっての正義を、明確にして伝えること。
さらに、自社にとっての正義について、対話ができたら、最高です。
本日も、そんな対話を促進させるべく、会議ファシリテーションのお仕事です。
みなさんが本音を出し合い、描く理想の会社に向かってさらに進むお手伝いをしてまいります。
楽しみです!
もう一段飛躍したい、社員さんをもっと生かしたい、そんな経営者を応援しています!
本日の問いかけ社員さんと御社の正義の共有してますか?